公式LINEアカウント作成後の運用方法|友だちの増やし方から配信のコツまでプロが解説

LINE公式アカウントを開設しいざ運用を始めてみると

「友だちがなかなか増えない…」
「どんなメッセージを送れば良いかわからない…」

といった新たな壁にぶつかってはいませんか?

本記事では、LINE公式アカウントを最強のビジネスツールに育てるための「次の一手」を具体的に解説します。友だちの増やし方から、ユーザーに喜ばれる配信のコツまで、すぐに実践できる内容だけを厳選しましたので、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修者
中村 誠(@gor0210)
株式会社REXLI代表取締役。LINEマーケティングプロデューサー。これまで運用を手掛けたLINEアカウントは累計200個以上。数々の大手企業、インフルエンサーのLINEをプロデュースしてきた。実践マーケターとして現役でも活躍し続けており、複数案件にて年間5億円以上の売上にも貢献している。Lステップの正規代理店であり、認定トレーナーでもある。

「作っただけ」で終わらせない!LINE公式アカウントの運用方法

LINE公式アカウントの作成は、ゴールではなく、あくまで顧客と繋がるためのスタートラインに立ったに過ぎません。まずは、運用における3つの重要な現実を理解しておきましょう。

ポイント1 作成しただけでは友だちは増えず、メッセージも届かない

せっかくアカウントを作成しても、何もしなければアカウントの存在は誰にも知られません。友だちが0人の状態では、どんなに素晴らしいメッセージも届ける相手がいないのです。まずは積極的にアカウントの存在を知らせ、「友だち」を集める活動が不可欠です。

ポイント2 運用を工夫しないとブロックされてしまう可能性も

ユーザーは、自分にとって価値がないと感じたアカウントをためらわずにブロックします。一方的な宣伝ばかりを送ったり、配信頻度が多すぎたりすると、「通知がうるさい」「情報が不要」と思われ、ブロックの対象になってしまいます。ユーザーとの貴重な繋がりを失わないためには、常に「相手にとって価値ある情報とは何か?」を考える必要があります。

ポイント3 成功しているアカウントが実践している3つの基本

成果を出しているアカウントは、例外なくこの3つのサイクルを回しています。

  1. 集客: さまざまな方法でアカウントを知ってもらい、友だちを増やす。
  2. 情報提供: 友だちにとって有益な情報や特典を届け、満足度を高める。
  3. 関係構築: 定期的なコミュニケーションで信頼関係を築き、ファンになってもらう。

このサイクルを意識することが、アカウント運用の成功への第一歩です。

【プロが解説】LINEの友だちを効果的に増やす方法5選

アカウントを育てる最初のステップは「友だち集め」です。ここでは、今日から始められる具体的な方法を5つご紹介します。

Lステップ公式ブログより

店舗や名刺にQRコードを設置する【オフライン】

実店舗がある場合、店舗や名刺にQRコードを設置するのが最も効果的な方法です。

レジ横、テーブルの上、入り口のドアなどに「友だち追加で今日から使える100円引きクーポンプレゼント!」といった具体的なメリットを添えて、友だち追加用のQRコードを設置しましょう従業員さんなどに、LINE登録の声かけを実施してもらうのも効果的です。

SNS(Instagram, Xなど)から誘導する【オンライン】

すでにInstagramやXを運用しているなら、そのフォロワーにLINEの存在を知らせましょうプロフィール欄に友だち追加URLを掲載したり、「LINE限定のお得情報を配信中!」と投稿で呼びかけたりするのがおすすめです。

ブログやホームページに登録ボタンを設置する【Webサイト】

自社のWebサイトやブログがあるなら、公式LINEの「友だち追加ボタン」を設置しましょう。訪問してくれたユーザーは、あなたのビジネスに興味を持っている可能性が高いため、友だちになってくれる確率も高いです。

友だち追加広告を活用してターゲットにアプローチする【広告】

費用はかかりますが、よりスピーディーに友だちを増やしたい場合に有効なのが「友だち追加広告」です。年齢や性別、地域、興味関心などでターゲットを絞って広告を配信できるため、質の高い友だちを集めやすいのが特徴です。

思わず友だち追加したくなる魅力的なプレゼントとは?【特典のコツ】

どの方法で友だちを集めるにせよ、「友だちになるメリット」を提示することが非常に重要です。「割引クーポン」「送料無料」「限定のノウハウPDF」「新商品の先行情報」など、ターゲットユーザーが「欲しい!」と思うような、魅力的で分かりやすい特典を用意してみましょう。

ブロック率が激減!嫌われない配信コンテンツの作り方

友だちが集まってきたら、いよいよメッセージ配信です。しかし、ここでやり方を間違えるとブロックされるリスクが高まります。ここからは、ユーザーに喜ばれ読んでもらえるコンテンツ作りのコツをご紹介します。

LINEヤフー公式サイトより

ユーザーが求める配信とブロックされやすい配信の違い

  • 求める配信: クーポンやセール情報、役立つ豆知識、新商品の案内、イベントの告知など、ユーザーにとって「お得」で「有益」な情報。
  • ブロックされやすい配信: 企業の宣伝ばかり、担当者の日記のような内容、ターゲットと関係ない情報、頻繁すぎる配信。

常にこのメッセージは、ユーザーにとってどんなメリットがあるかを考えるようにしましょう。

あなたのビジネスに合った最適な配信頻度と時間帯は?

もちろん正解はありませんが、まずは週に1回から始めてみるのがおすすめです。配信時間は、ターゲットユーザーがスマホを触っている可能性がある時間を狙います。

例えば、ビジネスパーソン向けなら平日の昼休み(12時台)や退勤後(19時以降)、主婦向けなら平日の午前中(10時〜11時)などが考えられます。分析機能を見ながら、反応の良い時間帯を探っていきましょう。

クーポンやショップカードの効果的な使い方

LINE公式アカウントには、無料で使える「クーポン」や「ショップカード(ポイントカード)」機能があります。これらは再来店やリピート購入を促すための強力な武器です。「友だち限定クーポン」を定期的に配信したり、来店ごとにポイントが貯まるショップカードを案内したりすることで、顧客の囲い込みに繋がります。

基本的な分析機能の見方と使い方

配信は「送りっぱなし」では意味がありません。必ず結果を振り返り、改善に繋げることが重要です。LINE公式アカウントの管理画面には、基本的な分析機能が備わっています。

Lステップ公式ブログより

重要な3つの指標とは?

まずは以下の3つの数字に注目しましょう。

  1. 友だち追加数: アカウントがどれだけ成長しているかを示す基本的な指標です。この数字を増やすことが、運用の第一歩となります。
  2. ブロック数: 配信内容や頻度がユーザーにとって適切だったかを判断する指標になります。ブロック数が多い場合は、運用方法の見直しが必要です。
  3. メッセージの開封数/クリック数: 配信したコンテンツへの興味関心の高さを測ることができます。クリック数は、ユーザーが実際に行動を起こしてくれた証です。

これらの数字を定期的にチェックすることで、施策の効果を客観的に判断できます。

まとめ:LINE公式アカウントを最強のビジネスツールに育てよう

この記事では、LINE公式アカウントを作成した後に取り組むべき、基本的な運用方法について解説しました。

アカウントは「作っただけ」では意味がなく、友だち集めが最初のステップです。友だちを増やすには、オフライン・オンラインの両面からアプローチし、「特典」を用意することが重要です。また配信文は、ユーザーにとって「お得」で「有益」な情報を、適切な頻度と時間帯に送ることがブロックを防ぐコツです。必ず分析機能で結果を振り返り、PDCAサイクルを回して改善を続けましょう。

公式LINEのアカウント作成で悩んだら、ぜひ株式会社REXLIへご相談ください。経験豊富なプロのLINE構築者があなたのビジネスをサポートさせていただきます。

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