
Lステップの回答フォームは、アンケートや申し込みフォームとして、顧客から情報を集めるための多機能ツールです。
単なる情報収集だけでなく、顧客とのコミュニケーションを自動化し、関係性を深めるための重要な機能です。
Lステップの回答フォームでできること3つ
1.アンケートから得たデータで分析できる
回答フォームでは、主に「情報蓄積」「アクションの自動化」「メッセージ受信」の3つが可能です。
これらを組み合わせることで、顧客理解を深め、一人ひとりに合わせたマーケティング施策を効率的に実行できます。
2.回答内容に合わせてアクションを設定できる
顧客の性別や年齢、興味関心などの情報をアンケートで収集し、友だち情報としてLステップ内に蓄積できます。
このデータは、後のセグメント配信や顧客分析の基盤となり、マーケティングの精度を飛躍的に高めます。
3.顧客からのメッセージを受け取れる
「A」と答えた人には特定のタグを付け、「B」と答えた人には別のシナリオを配信するなど、回答に応じてアクションを自動化できます。
顧客の反応に即座に対応することで、きめ細やかなフォローアップが可能になります。
4.CSSを使ってデザインのカスタマイズができる
Lステップの回答フォームは、CSSを利用してデザインを自由自在にカスタマイズできます。標準機能以上にオリジナリティを出したい場合に非常に強力な機能です。
背景色や画像・文字のフォント・ボタンのデザインなどを自社のブランドイメージに合わせて変更できます。CSSをカスタマイズして使うことで、デザインに一貫性を持たせることができユーザーに安心感を与え、入力しやすい魅力的なフォームの作成が可能です。魅力的なフォームを作成することで、途中離脱を防ぎ回答率の向上に貢献するでしょう。
CSSのカスタマイズにはある程度の専門知識が必要です。自社に専門家がいない場合は、制作会社への依頼も有効といえるでしょう。
【プロが解説】Lステップの回答フォームの作り方
ここからは、実際の操作画面に沿って、Lステップ 回答フォームの作り方を6つのステップで解説します。
①回答フォームをクリック
まず、Lステップの管理画面にログインし、左側のメニューから「回答フォーム」をクリックします。
②新しい回答フォームをクリック
回答フォームの一覧画面が表示されたら、画面右上の「+新しい回答フォーム」ボタンをクリックして、新規作成を開始します。
③回答フォーム登録から必要情報を入力
フォームの基本的な情報を設定します。
フォーム名: 管理用の名前です。ユーザーには表示されません。(例:「2025年9月 新規相談フォーム」)
タイトル: ユーザーに表示されるフォームのタイトルです。(例:「無料カウンセリングお申し込み」)
説明: フォームの目的や注意事項などを記載する説明文です。(例:「約1分で入力完了します。ご希望の日時を選択してください。」)
④セクションごとに必要な要素を追加
ユーザーに入力してもらう項目を追加します。目的に応じて最適なパーツを選びましょう。
小見出し: 「お客様情報」など、質問をグループ分けする際に使います。
段落(テキストエリア): 複数行の文章入力用です。「ご意見・ご感想」などに適しています。
記述式(テキストボックス): 「お名前」「電話番号」など、1行で完結する情報の入力に使います。
ラジオボタン: 複数の選択肢から1つだけ選ばせる形式です。「Aプラン/Bプラン」などに使います。
チェックボックス: 複数の選択肢から当てはまるものを全て選ばせる形式です。「興味のあるサービス(複数選択可)」などに使います。
プルダウン: 都道府県など、選択肢が多い場合にフォームをすっきり見せられます。
日付: カレンダー形式で日付を選択してもらいます。予約希望日などに便利です。
⑤オプションの必要な要素を追加
フォームの動作や回答後のアクションを設定します。
進むボタンテキスト: ボタンの文言を「入力内容の確認へ」などに変更できます。
回答内容の確認画面: ONにすると、送信前に入力内容の確認画面を表示できます。入力ミスを防ぐためにONを推奨します。
回答完了ページ(サンクスページ): 回答後に表示するページです。感謝のメッセージなどを表示します。
回答アクション: 回答内容に応じて「タグ付け」や「シナリオ配信」などを自動で実行させる、非常に重要な設定項目です。
⑥カラー/デザイン設定を追加
フォームの見た目をカスタマイズします。
ボタンカラー: 送信ボタンなどの色を自由に変更できます。
背景カラー/背景画像: フォーム全体の背景に色や画像を設定できます。
カスタムCSS: CSSでデザインを細かく調整し、オリジナリティの高いフォームを作成できます。
回答フォームを作成する際の注意点
回答率を最大化するために、フォーム作成時には以下の3つの点に注意してください。
質問項目をなるべく少なくする
入力項目が多すぎると、ユーザーは「面倒だ」と感じて途中で離脱してしまいます。
本当に必要な情報だけに質問を絞り、ユーザーの負担を最小限にすることが、回答完了率を上げる最大のコツです。
回答者が答えやすい質問にする
自由記述の項目は、ユーザーにとって最も負担が大きい質問形式です。
できる限り避け、「はい/いいえ」で答えられるラジオボタンや、選択肢をタップするだけのチェックボックスなど簡単に回答できる構成しましょう。
ユーザーがスピーディに回答できる工夫が重要です。
回答後のアクションを忘れずに設定する
回答完了ページで感謝を伝えるのはもちろん、サンクスページURLに友だち追加URLを設定するテクニックも有効です。
これにより、回答後にフォームのウィンドウが自動で閉じるため、ユーザーはストレスなくLINEのトーク画面に戻れます。
質問以外にも使える!?回答フォームの活用事例4選
Lステップの回答フォームは、アンケート以外にもアイデア次第でさまざまな活用が可能です。
ここからはREXLIで実際に活用している事例を4つご紹介します。
説明会などの予約フォーム
日付や時間を選択式にすれば、外部の予約システムを使わずに予約フォームが完成します。
予約情報は友だち情報と自動で紐づくため、リマインド配信なども簡単に行え、予約率や参加率の向上が期待できるでしょう。
マガジン・コラム
LINEのトーク画面で長文を送っても読まれにくいですが、デザイン性の高い回答フォームを使えば、画像や見出しを配置したWebマガジンのようにコンテンツを配信できます。
伝えたい情報をしっかりと届けたい場合に有効です。
イベントの出欠確認
イベントの案内メッセージと共に出欠確認用のフォームを送れば、リアルタイムで参加状況を把握できます。
「出席」と回答した人にだけ自動で「参加者」タグを付け、リマインドメッセージを送る、といった自動化も可能です。
LP(ランディングページ)風フォーム
カスタムCSSを駆使すれば、サービス紹介から申し込みまでを一枚で完結させるLP(ランディングページ)を回答フォームで作成できます。
LINE広告の遷移先として設定すれば、LINEアプリ内で完結するシームレスな申し込み導線が実現します。
LP化させた回答フォームの例▼
まとめ:回答フォームを活用して顧客のリアクションを促そう!
以上、回答フォームは、単調なチャットのやり取りが多くなりがちなLINEおいて、変化を持たせるための貴重なアイテムです。
要所で上手く回答フォームを差し込んで、顧客の心を引きつけましょう。
そして、回答フォームから集めた顧客情報とLステップの力を組み合わせれば、最短で成果につなげられるといっても過言ではありません。
蓄積した顧客情報をもとに、属性に合わせた内容の配信を組んだり、ターゲット像を明確にして今後の施策を考える材料にしたりできます。
ただし、成果につながる回答フォームを構築するには、Lステップの知識や高度なマーケティングスキルなどが必須です。
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