LINE公式アカウントの中でもユーザーに最もインパクトを与えやすいのが、「リッチメニュー」と呼ばれる機能です。“LINEの顔”とも言えるリッチメニューを上手く活用できるかどうかで、あなたの売上は大きく変わってきます。
しかし設定を試みるもやり方が良く分からず、途中で挫折してしまうのもよくあるケース…。
そこで今回は初心者の方でも簡単に設定できるよう「テンプレートを使ったリッチメニューの作り方」について、徹底解説します!
- リッチメニューの効果と重要性
- テンプレートを活用したリッチメニューの作り方
- リッチメニュー画像を作るおすすめの方法
弊社「株式会社REXLI」は累計200件以上のLINEアカウント構築や運用に携わり、これまでこだわり抜いたリッチメニューをいくつも制作してきました。今回はその知見も踏まえて解説を進めていきます。
「テンプレを使って簡単にリッチメニューを作りたい」「効果的にリッチメニューを活用したい」と思われている方は、ぜひ最後までお読みください!
目次
LINEのリッチメニューにはどんな効果があるの?
そもそもリッチメニューとはLINEのトーク画面下に表示されるバナー画像のことです。
↑弊社が制作したリッチメニュー
ボタンをタップすると特定のサイトに遷移できたり、クーポンを使用できたりする仕組みを作り出せます。
- リンク :外部のページに飛ばす
- クーポン:配布したクーポンをいつでも開ける
- テキスト:ユーザーが文字を送信できる。自動応答などと組み合わせる
- ショップカード:ショップカードを確認できる
画面の大部分を占めるクリエイティブなので、ユーザーの印象に残りやすいことが特徴です。上手く活用できれば、タップ率向上や他コンテンツへの誘導強化が期待できるでしょう。
テンプレートを活用してリッチメニューを作る手順3ステップ
続いて「テンプレートを活用したリッチメニューの作り方」を全3ステップで解説します。
- テンプレートの種類を選ぶ
- リッチメニューの画像を作る
- LINEにリッチメニューを設定する
以降で順番に解説を進めていきます。
ステップ1:テンプレートの種類を選ぶ
リッチメニューのテンプレートには、いくつかの種類が存在します。どのボタンに何を設置するのか、ユーザーにどんなアクションを起こさせたいのかをイメージしながら最適なテンプレートを選択しましょう。
これ以降にテンプレートの種類を細かく解説します!
テンプレートのサイズを選ぶ
リッチメニューは「大サイズ」と「小サイズ」の2通りに分かれています。
↑左が大サイズで、右が小サイズのリッチメニュー
【大サイズ】
・2500×1686ピクセル
・1200×810ピクセル
・800×540ピクセル
【小サイズ】
・2500×843ピクセル
・1200×405ピクセル
・800×270ピクセル
※ピクセルは「解像度の違い」で数字が大きいほど綺麗に表示できるが、読み込み速度は遅くなる可能性がある。
どちらも横幅は変わらないですが、大サイズの縦幅は小サイズの2倍です。リッチメニューをより目立たせたい場合は「大サイズ」を、トーク画面がなるべく隠れないようにしたい場合は「小サイズ」を選択するとよいでしょう。
テンプレートの分割パターンを選ぶ
各サイズに分割デザインが複数存在し、大サイズには7種類、小サイズには5種類のテンプレートがあります。
↑公式LINEの管理画面にログイン後「ホーム」 > トークルーム管理」 > 「リッチメニュー」 > 「テンプレート」 の順に選択すると、上記のページが表示される。
大サイズは最大6つまで、小サイズは最大3つまでメニューを設置できます。リッチメニューに表示したいボタン数や各メニューの重要度を考慮して、テンプレートの分割パターンを選びましょう。
ステップ2:リッチメニューの画像を作る
テンプレートの種類が決まったら「リッチメニューの画像」を作っていきましょう。
画像の要件には細かい決まりがあり、以下の条件を満たしていなければいけません。
ファイルの種類 | pngもしくはjpg |
画像容量 | 1MB以下 |
サイズ | テンプレート大 2500×1686ピクセル テンプレート小 2500×843ピクセル |
一からデザインを作る場合には選択したテンプレートのサイズを守り、デザインツールで編集していきましょう。ちなみに画像を作る時のポイントは以下の2つです。
- 「これはボタンだ」とひと目で分かるようにする
- ボタンをタップすると何が起きるのか分かるようにする
リッチメニューに表示される画像はアカウントの印象を大きく左右します。ユーザーの反応率を高めるためにも、画像作成で手を抜かないようにしましょう。「デザインなんて右も左も分からないけど、反応率の高い画像を作りたい」という方は、リッチメニューの制作だけでもプロのデザイナーに依頼することをおすすめします。
ステップ3:LINEにリッチメニューを設定する
画像作成が終了したら、実際にリッチメニューをLINEに設置しましょう。テンプレートを設定後「画像をアップロード」を選択すると作成した画像をセットできます。
その後LINE管理画面から各種設定を行います。主な設定項目は以下の通りです。
- タイトル:リッチメニューの管理名
- 表示期間:メニューを表示する期間
- メニューバー設定:タイトルやデフォルト時における表示/非表示の設置
- アクションの設定:リンクやクーポンの設定など
各項目を設定して「保存」できればリッチメニューの完成です。
リッチメニュー画像を作るおすすめの方法2選
ここまでリッチメニューの作り方を解説してきましたが、一番大変なのは画像の作成ですよね。中には「効果的なリッチメニューを作りたいけど、デザイナーに発注するのは面倒…」という方もいるはずです。
そこで自分でリッチメニュー画像が簡単に作れるおすすめの方法を2つ紹介します!
- LINE公式アカウントのイメージメーカーを使う
- 無料デザインツール「Canva」を活用する
以降でそれぞれ順番に解説していきます。
方法1:LINE公式アカウントのイメージメーカーを使う
まず1つ目の方法ですが、LINE公式アカウントの管理画面でそのままリッチメニューの画像が作れる「イメージメーカー」という機能があります。管理画面にてテンプレートを決定後、画像の「設定」 > 「画像を作成」の順に選択するとイメージメーカーが起動します。
各メニューごとに色を塗り分けたりテキストを書いたりと、比較的簡単かつ柔軟に画像を作成できます。
デザイン専用ツールに比べるとバリエーションは限られてしまいますが、プレビュー画面を見ながら画像の編集・加工ができるので、感覚的に操作しやすいことはメリットです。
方法2:無料デザインツールCanvaを活用する
続いてイメージメーカーで作る画像よりも、デザイン性にこだわったリッチメニューを作りたい人におすすめなのが無料デザインツール「Canva」の活用です。
なぜCanvaがおすすめかって、リッチメニューのテンプレートが豊富に用意されているから。検索バーで「LINE リッチメニュー」と検索すると数多くの作品が表示されます。(※一部は有料会員のみが使用できるテンプレートもあります。)
↑実際に「LINE リッチメニュー」と検索したCanvaの画面
テンプレートの中で気に入ったデザインを自分なりにアレンジすれば、リッチメニューが作成できます。
さらにCanvaはアプリもあるのでスマホで操作できることも魅力です。「なるべくデザイン性にこだわった画像を作りたい」という方は、ぜひCanvaを活用したリッチメニューの制作に挑戦してみてください!
リッチメニューの精度を高めたいならLステップの導入がおすすめ!
ここまでリッチメニューのサイズや作り方について解説してきましたが、テンプレートの活用だけではボタンのサイズ感や数にどうしても制限があります…。
そこで、リッチメニューの機能をより充実させたい人におすすめなのが「Lステップ」です。
Lステップとは、LINE公式アカウントの機能を大幅に拡張してくれるツールのことです。例えばLステップを使うと、リッチメニューが以下のように設定できるようになります。
②タブを作ってリッチメニューを細かく区分できる。
③属性ごと違うメニューを表示できる。ex)会員と非会員で分ける
つまりLステップを導入することでLINE公式アカウントの機能だけでは実現できない自由自在なカスタマイズが可能になり、より商品やサービスの訴求力を高められるリッチメニューを制作できるのです。
ちなみに弊社のLINEでは「Lステップを導入した公式LINEアカウントの事例集」を無料で配布しており、リッチメニューの効果的な活用方法もたくさん記載しています。
これまで弊社が構築した累計200以上のアカウントから、より高い効果が出たLINEの事例やリッチメニューの活用方法を厳選して紹介しています。
登録後すぐに受け取れるので、LINEの効果的な活用方法を詳しく知りたい方はぜひ参考にしてみてください!
さいごに:全体像を見直してリッチメニューの効果を最大化しよう!
以上、テンプレートを使ったリッチメニューの作り方を解説しましたが、LINEにリッチメニューを導入すれば売上拡大に繋がる様々な効果が期待できます。本記事の内容を参考に早速リッチメニューを活用してみてください!
ただしリッチメニューの効果を最大限発揮したいならLINEの全体像を見直さなければなりません。
デザインからマーケティング、設計まで考える必要があり、1人でやろうと思えばかなりハードルが高いでしょう。LINEの構築に時間をかけてしまうと、本来やるべき仕事に充てる時間が減り本業に支障をきたす場合もあります。
そこで弊社のLINE構築代行サービスでは、構築に留まらず運用後の分析・改善も全て丸投げしていただけます!
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