こんにちは!中村誠です!
今回はLINEを通じて顧客にアプローチできる、LINE公式アカウントについて解説します!
これまで顧客にアプローチできるツールはメルマガが主流でしたが、時代の流れとともにメールを使う機会は一気に減っていきました。
一方でメールに代わって家族や友人と連絡を取るようになったツールがLINEです。
LINEは私達の生活になくてはならない存在になったため、ビジネスでも消費者に直接アプローチできるツールとして重宝されています。
そこで今回は、LINE公式アカウントのメリットとデメリットを解説します!
- LINE公式アカウントを利用する7つのメリット
- LINE公式アカウント利用する3つのデメリット
- LINE公式アカウントの利用が必須な人
LINE公式アカウントを利用するのにおすすめな方も併せて紹介しますので、ぜひチェックしてみてください!
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目次
LINE公式アカウントを利用する7つのメリット
LINE公式アカウントはLINEを通じて顧客と双方向のやり取りができることもあり、マーケティングツールとして主に7つのメリットが存在します。
- 圧倒的な開封率【60%】
- 迷惑メールフォルダが存在しない
- 成約率を高めるキャッチーな配信
- 無料でスタートできる
- 豊富なツールを駆使して強化できる
- 顧客データの収集機能がついている
- 相手の生活習慣の中に入り込みやすい
LINEを使ったマーケティングは無限の可能性を秘めているので、皆さんもどこで活用できるかイメージしてみましょう!
1.圧倒的な開封率【60%】
どんなに素晴らしい内容を配信しても、顧客が見てくれなければ売上には繋がりません。
その点LINEの開封率は約60%あり、多くの顧客にメッセージを届けられます。
LINEとメルマガの比較 | 開封率 | クリック率 | 成約率 |
---|---|---|---|
LINE | 60% | 25% | 10% |
メルマガ | 10〜30% | 5〜10% | 1〜10% |
引用:Lステップ公式ブログ
LINEの反応率がメルマガよりも高い理由は、主に3つあります。
- 日常的に使用するコミュニケーションツールだから
- 開封していないのがひと目で分かるから
- 他のメッセージを見たついでに読んでもらえるから
実際に、今でも家族とメールでやり取りしている方はほとんど居ないでしょう。メールを使わない人も増えたので、数値に差が出るのは当たり前です。
2.迷惑メールフォルダが存在しない
メールの場合、セキュリティソフトに迷惑メールと判断されると勝手に迷惑フォルダに振り分けられるので、永遠に読んでもらえない可能性が高いです。
一方でLINEには迷惑メールフォルダがないので、最初に送るメッセージは100%届きます。
ただし、LINEもブロックされてしまうとメッセージを届けられなくなるので、注意しましょう。
ちなみに、LINE公式アカウントをブロックする理由TOP3がこちらです。
- 通知が多い:53.5%
- 期待した情報が得られない:18.3%
- 見なくなって1ヶ月くらい経ったら:9.4%
引用:ECのミカタ編集部
配信頻度が高いと顧客からも迷惑がられるので、定期配信は週1程度を目安にして送りすぎないように注意してください。
3.成約率を高めるキャッチーな配信
LINE公式アカウントは、テキスト配信する以外にも様々な機能があります。
- リッチメッセージ
- リッチメニュー
- リッチビデオメッセージ
- 動画メッセージ
- 音声メッセージ
- クーポン機能
- 1:1トーク
- LINEショップカード
成約率を高める配信機能が豊富にあるので、活用して売上に繋げましょう!
特に動画や画像を使うとテキストよりも訴求力が強く、インパクトを残しやすいのでしょう。
例えば、ローソンのLINE公式アカウントで配信されているリッチメッセージがこちらです!
画像にURLを埋め込んで、特設ページにリンクするようになっています。インパクトが強まるので、顧客の注目を集めたいときなどに使ってみてください!
4.無料でスタートできる
LINE公式アカウントは配信できるメッセージ数に応じて月額料金が異なりますが、フリープランを選べば無料で使用できます。
LINE公式アカウントの料金プラン | フリープラン | ライトプラン | スタンダードプラン |
---|---|---|---|
月額固定費 | 無料 | 5,000円 | 15,000円 |
無料メッセージ通数 | 1,000通 | 15,000通 | 45,000通 |
追加メッセージ料金 | 不可 | 5円 | ~3円 |
月の配信数が1,000通までなら無料で利用できますが、それ以降は有料です。
どのプランでも機能は変わらないので、導入に迷っている方はまずはお試しで登録してみましょう!
ちなみに、フリープランから有料プランに変更する場合は即時適応されるので「今すぐ通数を増やしたい!」というタイミングでも安心です。
※変更月は日割り計算の料金になります。
5.豊富なツールを駆使して強化できる
LINE公式アカウントでは収集できる顧客情報や分析機能に限界があるので、更に売上を伸ばそうと考えたときに、既存の機能では物足りなく感じるかもしれません。
そんな時はLINEの豊富なマーケティングツールと連携させて、機能を強化しましょう。
僕のおすすめのツールはLステップで、強化されるポイントは主に4つあります!
- シナリオ、リマインダ配信の自動化
- セグメント配信で条件ごとに区切って配信
- タグ機能で顧客情報の収集
- スコアリング機能で計測・管理が可能
LINE公式アカウントでは対応できなかった機能が増えるので、顧客ごとのニーズに合わせた配信が可能です。
LINEマーケティングツールの活用方法はまだまだ無限に存在するので、新しいやり方にチャレンジしていきましょう。
また、Lステップの詳細な機能についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、気になった方はチェックしてみてください!
6.顧客データの収集機能がついている
LINE公式アカウントの「分析ページ」では顧客の反応したデータを集められます。
- 友だちの数と推移
- 友だちの属性
- 流入経路
- プロフィールの視聴数
- 配信メッセージの統計
- 配信メッセージ数の確認
- 投稿したタイムラインのクリック、いいね数
- クーポンの利用データ
- ショップカードの発行数と総ポイント数
また、「リサーチ」では投票形式やアンケート形式で顧客の情報をピンポイントに収集可能です。
画像引用:LINE for Business
闇雲に配信しているだけでは売上に繋がらないので、情報を集めて分析を行いましょう!
- 顧客のニーズ
- 日々の配信の反応
- 投稿やキャンペーンの反応
成果に繋げるためには分析と検証を繰り返し行い、PDCAサイクルを回すしかありません。
最初のPを作るためにも、顧客データは積極的に収集してください。
7.相手の生活習慣の中に入り込みやすい
LINEは家族や友人との連絡に使うコミュニケーションツールとして、私達の生活に密着しています。
これまで連絡手段はメールが一般的でしたが、LINEの登場によって使われる場面は減っていき、今では会員登録のツールとして利用されるのがほとんどです。
その点LINEは約8割はユーザーが毎日利用しているので、日常生活に溶け込んでいるプラットフォームと言えます。
参考画像:LINE Business Guide 2021年7月-12月期
また、LINE公式アカウントでは配信時刻を調整できるので、顧客の生活に合わせた配信も可能です。
例えば会社員を対象とした場合、朝早くに配信すれば通勤時間中の携帯チェックのついでに開封してもらえる確率が高くなるでしょう。
実際に、僕が構築を手伝ったビジネスインフルエンサーのやまもとりゅうけんさんのアカウントでも配信時間を毎朝6:30に設定していました。
朝の頭が冴えている時間に配信すれば、集中して内容を読んでくれる可能性も高まるでしょう!配信時刻の設定は、顧客の生活をイメージして設定してください。
LINE公式アカウント利用する3つのデメリット
LINE公式アカウントをあまり有効的に使えない場面は主に3つあります。
- toBのビジネスが苦手
- 高度なマーケティング機能に乏しい
- 登録した方にしか配信できない
どんなツールでも得意不得意があるので、利用する目的に合わせて選びましょう!
1.toBのビジネスが苦手
LINEは消費者同士でやり取りするツールなので、消費者をターゲットにするtoCビジネスでは無類の強さを誇ります。
しかし企業をターゲットにするtoBのビジネスでは、現場のやり取りにLINEが使われることは少ないので、思うような効果は発揮できません。
企業の担当者同士の連絡はまだメールが主流なので、無理にLINEをねじ込んでもうまくいく可能性は低いです。
toBのビジネスが目的であれば、LINE公式アカウントではなく別の方法を検討しましょう。
2.高度なマーケティング機能に乏しい
LINE公式アカウントでは、マーケティングに活用できるデータの収集などの応用的な機能に乏しいです。
LINE公式アカウントの問題点 | |
データ収集・分析能力 | みなしの属性判断で性別や居住地を予測するのみ |
追加機能配信オプション | ・カードタイプメッセージの選択肢が少ない ・配信を顧客に合わせれない ・反応率をキャッチできない |
提供できるコンテンツ | 1つの商品を1つの方法でしか訴求できず、1度に複数は困難 |
しかし、LステップのようなLINEマーケティングツールを導入することで、機能は拡張され、これらの問題は解決できます。
Lステップでできるようになること | |
データ収集・分析能力 | ・個人単位の正確な情報収集 ・友だち追加時の流入経路を分析 ・リッチメニューのタップ率の確認 |
配信オプション | ・カルーセルを使った内容分岐 ・回答フォームを使ったアンケート ・セグメント機能を使った配信 |
提供できるコンテンツ | ・複数の商品から最適な商品を紹介 ・顧客の興味関心に合わせた訴求 ・アップセルやクロスセル |
特に収集できる顧客情報は、LINE公式アカウントと比べて圧倒的に多いです。
顧客の興味や傾向から配信内容も変更可能なので、本格的に運用するならLステップの導入をおすすめします。
3.登録した方にしか配信できない
LINE公式アカウントでは、友だちではないアカウントに配信はできません。
広告やSNSのように、不特定多数の方に発信はできない点は理解しておきましょう。
そもそもLINE公式アカウントはDRMの一種であり、あくまでも教育や販売促進のツールなので、広告的側面はありません。
DRMとは
「ダイレクトレスポンスマーケティング」の略
イメージやブランドの認知を目的とするのではなく、見込み客から直接的な反応を獲得することを目的とした広告・マーケティング手法
売上を増やそうにもLINEの登録者数が少ないと思うような効果は期待できないので、別のツールを使って集客を行いましょう。
LINE公式アカウントの利用がおすすめなのってどんな人?
LINE公式アカウントは優れたマーケティングツールですが、全ての方が上手く活用できるとは限りません。
特に相性が良い方の特徴を3つ解説するので、当てはまっているかチェックしてみましょう!
- toCのビジネスを行っている方
- 顧客単価を高めたい方
- 認知は集められても売上に繋がらない方
LINE公式アカウントは無料で利用できるので、1つでも当てはまったら試してみてください!
1.toCのビジネスを行っている方
LINEは日本国内における月間利用ユーザー数は8,900万人以上を誇り、日本の人口の約7割をカバーしているアプリです。
参考画像:LINE Business Guide 2021年7月-12月期
LINEを使っていない消費者を探す方が難しいくらい普及しており、家族や友だちとのコミュニケーションツールとして日常的に使用されています。
例えば、化粧品やサプリメント、食品など顧客が直接消費する商品なら全般的に相性が良いでしょう。
顧客にアプローチする力は他のアプリと比べ物にならないので、toCビジネスにおいてLINEは最強です!
2.顧客単価を高めたい方
顧客単価の向上はあらゆるビジネスの課題ですが、解決する鍵は顧客との信頼関係にあります。
LINE公式アカウントでは、時間をかけて顧客にアプローチできるので、関係構築に最適です!
例えば化粧品を売るアカウントの場合、最初に格安でお試しセットを販売した後なら、正規の値段でも商品の成約率が高くなります。
前回よりも高価な商品を提案する方法はアップセルと呼ばれ、多くの企業が活用しているマーケティング手法です。
LINE公式アカウントを使って顧客へ定期的にメッセージを送れるので、お試し商品で効果を実感してもらう時間的猶予があります。
3.認知は集められても売上に繋がらない方
商品の認知度は高いのにも関わらず、イマイチ必要性を理解されないで売上に繋がらないケースも多々あります。
最近増えたSNSのフォロワーやブログのPV数が高いのに、商品が売れずに困っている方はLINE公式アカウントを活用してみてください。
LINE公式アカウントは教育や販売促進に適したツールなので、認知が高ければ一気に売上を伸ばせます。
- クーポンを活用した集客
- LINEで注文/予約可能
- 新製品の案内
LINEは顧客にメッセージが届きやすく施策も打ちやすいので、売上に繋がらないで悩んでいる方は活用してみましょう。
まとめ:LINE公式アカウントのメリットだけでなくデメリットも見極めて導入しよう
これまでDRMの主流はメルマガでしたが、メールに代わってコミュニケーションツールのメインとなったのがLINEです。
LINE公式アカウントはLINEを通じてアプローチできるビジネスツールなので、toBのビジネスにはあまり向いていませんが、toCのビジネスに対しては無類の強さを誇ります。
配信数によっては無料で利用できるため、導入に迷っている方はまず試してみましょう!