こんにちは!中村誠です!
今回は、「Lステップを導入に関わるデメリット」について解説していきます!
「Lステップって確かに魅力的で便利そうだけど、悪いところはないの?」
「いい話ばっかりが出回っているけど、本当に導入する価値はあるの・・・?」
と疑問を持っている方もいるでしょう。Lステップは導入メリットがとても多いツールです。しかしその反面、デメリットもあります。導入を検討するにあたって、その内容をしっかりと理解していただきたいので、今回はLステップのデメリットについて徹底的に伝えていきます!
- Lステップ導入に関わるデメリット
- Lステップ導入時に覚えておくべき事
- Lステップ導入で得られる効果
デメリットもありますが、デメリットを上回るLステップの導入効果もありますので、合わせて解説していきます。
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目次
Lステップを導入するデメリット5選
Lステップ導入にもデメリットはあります。Lステップは、LINE公式アカウントの機能を拡張してくれる便利なツールです。機能を拡張し利便性を高めるのでメリットは多いですが、注意しなければならない事もあります。せっかく導入したのに、「えっ?こんなこと知らなかった!」となってしまったら本末転倒です。
本気で導入を検討するなら、必ず把握をしておいてほしい5つのポイントを解説するので押さえておきましょう。
- LINEのアカウントが無いと導入できない
- 運用コストはサービス二つ分必要
- 構築に時間がかかる
- 安いプランだと機能が限られる
- 友達を増やす機能はない
1.LINE公式アカウントが無いと導入できない
Lステップは「LINE公式アカウント」が必要です。なぜなら、「Lステップ」は「LINE公式アカウント」の機能を拡張するツールだからです。
例えば、「今はメルマガで集客しているが、Lステップに切り替えたい」と考えたとしても、LINE公式アカウントを開設してからLステップの導入という流れになります。つまり、LINE公式アカウントの開設作業とLステップの開設作業両方が発生し手間が増えるという事ですね。
手間が増えるのは避けられない事実ですが、この手間を軽減できるサポートが充実しています。
公式のマニュアルがあるので設定に迷わない
公式アカウントもLステップもオフィシャルの開設マニュアルが用意されています。作業が増えるのは確実なことなので、作業内容を明確に迷わず実施できるようになっています。
僕の過去の記事でも案内しているので、分からない方はこちらもチェックしておいてください。
Lステップに関わる初期費用はかからず1ヶ月は無料
Lステップ導入に関わる初月の費用は無料です。損をすることはありません。その間に、使えないと思えば解約も可能です。ただし、費用が発生してから3ヶ月は解約できないので注意してくださいね!
無料で認定コンサルタントに相談できる
Lステップ認定コンサルタントが、無料相談を1回60分で実施してくれます。不明な点や、使い方がわからなければ頼ることができます。2回目以降は11,000円(税込)支払えば引き続き相談を受けられるんです。
公式アカウントの設定の手間はありますが、ユーザーが迷わないように設定をサポートする体制がしっかりしています。初心者の方にできるだけ手間を取らせないようにサポート体制を敷いているんです。
2.運用コストはサービス二つ分必要
Lステップ導入により、運用コストが増えます。結論、LINE公式アカウントの運用費と、Lステップの運用費両方が発生するんです。
費用構造はしっかりと理解をしないと危険です。以下の費用が必ずかかるので確認をしておきましょう。
・LINE公式アカウントのメッセージ配信従量課金分
・Lステップの月額費用
以下はそれぞれの料金表です。メッセージ通数に応じてプランを合わせて組む形になります。
- LINE公式アカウント料金(全て税別)
フリープラン | ライトプラン | スタンダードプラン | |
月額固定費 | 無料 | 5,000円 | 15,000円 |
無料メッセージ通数 | 1,000通 | 15,000通 | 45,000通 |
追加メッセージ料金 | 不可 | 5円 | ~3円 |
- Lステップ料金(全て税別)
スタートプラン | スタンダードプラン | プロプラン | |
初月料金 | 0円 | 0円 | 0円 |
月額料金 | 2,980円 | 21,780円 | 32,780円 |
月間配信数 | 〜1,000通 | 〜15,000通 | 〜45000通 |
また、Lステップでは45,000通を超える場合はさらに高額のプランを契約しなければなりません。
30万通プラン 131,780円/月
50万通プラン 142,780円/月
100万通プラン 197,780円/月 (全て税込)
これらの情報をもとに、メッセージ通数が月間60,000通だとした場合のコストシミュレーションを見てみましょう。この場合、Lステップを使うと年間運用コストで1,053,360円の差が生じます。
このように、Lステップ導入によってLINE公式アカウントと合わせ、コストが二重にかかります。しかし、運用によってかかるコストもあれば削れるコストもあり、売上も上げられるんです!
無駄なメッセージの削減によるコスト削減と売り上げUPができる
Lステップは、ユーザー1人1人の細かな情報が分析できるようになるため、必要な人に必要なタイミングで必要な情報を送信できます。LINE公式アカウントでも属性に合わせたステップシナリオは配信できるのですが、「友だち登録をした日」からのみの設定でした。Lステップであれば、以下のタイミングを新たなシナリオの分岐点として使えます。
- ユーザーがクーポンを利用した時
- ユーザーがアンケートに回答をした時
- ユーザーが特定のサイトに一定時間滞在した時 など
ユーザーは2週間前とは心変わりしていることもありますよね。Lステップは、「新鮮な状態のユーザーの興味関心」を活用できます。だからこそ最適なセグメント配信ができてブロック率がすくなく、成約率の高い配信ができるんです。
仮に、月間60,000通配信してLステップ分の約8万円のコストが余計にかかるとしても、1万円の商品なら10件成約、10万円の商品なら1件成約すればその分ペイする事ができます!
無駄な広告宣伝費の削減ができる
流入経路の分析ができるので、効果の薄いメディアでの宣伝をカットできます。例えば、複数の広告配信とチラシで流入の数を比較し、結果が良いものと悪いものが見えます。それによって、「残すもの」と「止めるもの」の棲み分けが可能になるんです。止めた分のコストは削減でき、費用対効果の底上げができます!
例えば、月間60,000通の配信をLステップで行って約8万円のコストがかかったとしても、集客効果ゼロのチラシのデザイン費を削減すれば、その分運用費を取り戻せます!
自動化による人件費の削減ができる
Lステップで、ステップシナリオ配信と自動返信の設定が構築されると、ほぼ何もせずにユーザーとのコミュニケーションが行えます。今まで手動でユーザー対応をしていた作業時間は不要になり、残業時間の削減などに結びつけられるんです。
例えば、月間60,000通配信した場合Lステップ利用で約8万円計上されます。LINEユーザーの対応などで月の残業代が会社全体で20万円計上されていたとしたら、完全自動化すれば残業が無くなり会社として約12万円費用を削減できます!
Lステップでは、計上される運用費を「売上」と「コスト削減」の両方からリカバリーできるんです!
3.構築に時間がかかる
Lステップは、初期の構築に時間がかかります。完璧なものを構築するまでは、企画〜設計構築までで1ヶ月以上は必要です。また、運用しながら改善をしていく必要もあるので、最初しばらくは何度も修正や追加をする必要があります。
- データ取得のためのアンケート設定
- 取得したデータによるセグメント分け
- 配信メッセージの構成、ライティング
- セグメントごとの配信コンテンツの設定
- セグメントごとのステップシナリオ配信設定 など
このように、初期はどうしても構築の時間や手間がかかります。しかし、完璧な構築ができた後は時間をかけた分の効果が見込めるんです!
構築さえしてしまえばあとは自動化できる
最初の構築に時間をかけられれば、以降の期間は定期的にデータの分析を行う程度で運用ができます。Lステップでは友だち登録直後から商品購入までのコミュニケーションを全て自動的に実施できます。僕が構築に携わったビジネスインフルエンサー「やまもとりゅうけんさん」のアカウントでは、LINEで全てを自動化して月間の売り上げが2,600万円になりました。
▼やまもとりゅうけんさんのアカウントではオンラインサロンへの案内を自動化しています。申し込みの案内から、申込後のフォローまで全てユーザーがアクションを起こしたタイミングに合わせて配信しています。
▼オンラインサロン内の講座をLINEの画面上で学べるようにし、ユーザーには自動的に学習を進めてもらえる仕組みにしています。
時間をかけて作ったセグメント配信により売上が上がる
セグメントを綿密に切り分けて、配信内容の設定をかけることには大きな意味があります。自分が全く興味のない配信が送られてくるよりも、興味関心に合っている情報を受け取った方がちゃんと目を通しますよね。実際、セグメント配信の開封率は大量配信よりも2倍〜3倍ほどの差が生じます。
送信パターン | 開封率の目安 |
大量配信の場合 | 13〜20% |
セグメント配信の場合 | 20〜35% |
関心が薄い方への配信 | 3〜6% |
参考:Lステップ公式
開封率が上がるということは、その後の成約率も上がります。僕がお手伝いをしたクライアントさんで成約率14%を記録した人もいます!(LINEの平均は平均6〜7%程)。売上を上げるためには配信する内容がそれだけ重要で、Lステップでセグメント配信の仕組みが構築できていれば売上アップが叶えられるということです。
4.安いプランだと機能が限られる
Lステップにはプランが複数用意されています。全ての機能が使えるようになるのは、プロプランからです。1番安いスタートプランの場合は、月間で配信できるメッセージは1,000通が上限で、リッチメニューの自由度は上がらず、流入経路の分析などの細かな分析もできません。
スタートプラン | スタンダードプラン | プロプラン | |
チャット
(旧1対1トーク) |
◯ | ◯ | ◯ |
個別トーク | ◯ | ◯ | ◯ |
シナリオ配信 (セグメント配信) |
◯ | ◯ | ◯ |
一斉配信 (セグメント配信) |
◯ | ◯ | ◯ |
キーワード応答 | ◯ | ◯ | ◯ |
テンプレート | ◯ | ◯ | ◯ |
回答フォーム | ◯ | ◯ | ◯ |
リマインダ配信 | ◯ | ◯ | ◯ |
タグ管理 | ◯ | ◯ | ◯ |
友達情報管理 | ◯ | ◯ | ◯ |
カスタム検索管理 | ◯ | ◯ | ◯ |
アクション管理 |
◯ ※スケジュール実行なし |
◯
※スケジュール実行なし |
◯ |
データ移行 | ◯ | ◯ | ◯ |
URLクリック測定 | ー | ◯ | ◯ |
コンバージョン | ー | ◯ | ◯ |
サイトスクリプト | ー | ◯ | ◯ |
リッチメニュー | ー | ◯ | ◯ |
クロス分析 |
ー | ー | ◯ |
流入経路分析 | ー | ー | ◯ |
スタッフ権限設定 | ー | ー | ◯ |
スタートプランでは7つの機能が使えず、スタンダードプランでは3つの機能が使えません。
しかし、1番安いスタートプランでも機能は十分で、不便はないんです。事業規模や目的に応じて契約でき、自分に合ったプランを使い分けられると考えましょう。
各プランに関して特徴を解説します。
初期にはこれで充分:スタートプラン
月額2,980円で、公式アカウントの機能に対し13個も機能が拡張されます。これだけでも成約や売り上げアップにつながる機能が使えます。メッセージ通数も1,000通までなので、友達数が100も行っていない小規模なアカウントでトライアルで始めるのに良いですね。
友だち登録時に1人1人のデータをアンケートで取得しておけば、セグメント配信が可能になります。その結果、スタートプランでも1人1人に合った配信内容の設定と自動化ができます。
- 友達情報管理
- タグ管理
- セグメント配信
- シナリオ配信
このプランであれば、LINE公式アカウントは無料です。費用はLステップ2,980円のみで、初月はLステップも費用がかかりません。トライアルで始められる金額でありながらも、自動配信に十分な機能が入っているプランなんです。
本格導入におすすめ:スタンダードプラン
スタンダードプランは、スタートプランに対して4つの機能がプラスされ、メッセージも15倍の15,000通まで送付可能です。友だち数も100人を超えてきて規模も大きくなってきた場合に検討対象になるでしょうし、より本格的に分析を行いたい場合は、最初から申し込んでも良いでしょう。
- 商品購入経験者のタグづけ
- サイト滞在時間が長い人のタグづけ
- メッセージ内のURLのクリック測定
- リッチメニューのフォーマットが自由になる など
分析機能が深度化されて、「商品購入経験者」「サイト滞在が30秒以上の人」などの行動履歴を元にしたセグメント配信が可能になります。
また、リッチメニューは自由度が上がり、ユーザーのステータスに合わせたリッチメニューの差し替えや、リッチメニューの中での表示の遷移ができたりします。やまもとりゅうけんさん」のアカウントでは、オンラインサロン会員と非会員でリッチメニューを使い分けています。必要な人に必要な情報を届けられるように、仕組み化しているんです。
全ての機能を網羅している:プロプラン
全ての機能が使える状態になります。メッセージ通数も45,000通と公式アカウントの規模が大きな方向けです。分析機能は全て網羅され、友だち登録の流入元の分析、流入元と他の条件でのクロス分析まで付与されます。
- アカウントと相性の良い流入元が見える
- 流入元に合わせて配信するメッセージの配信ができる
- 不要なメディアは広告出稿をやめる、もしくは広告を改善する
売り上げを上げるだけでなく、コスト効率の向上に対する精度が上がります。プロプランはスタンダードプランに月額経ったの21,000円で利用できるので、その差額で売上とコスト改善ができれば費用対効果は良いですよね。
どのプランでも、Lステップの機能を活用し自動化による売上アップは目指せます。目的と規模に合わせてプランを決めて行けば良いだけの話なんです!
プロプランについては、別の記事で詳しく紹介しているのでこちらもチェックしておいてください。
▶︎Lステップのプロプランについての詳細やメリットはこちらで解説!
5.友だちを増やす機能はない
構築が完璧に済んだとしても、友達を増やす機能はありません。友だちを増やすには、店頭やWEB広告、SNSなどでプロモーションが必要になります。
また、LINEはメルマガなどに比べてブロックされやすい傾向があります。それは、ブロック操作が簡単なことと、ユーザーがLINEをよく使うことが要因です。
しかし、Lステップでは、友だち登録のハードルは低く、ブロック率を下げられる機能があります。
LINEの友だち登録はメルマガに比べて簡易的
LINEの友だち登録は、ステップが少ないのでハードルが低いです。メルマガ登録に比べると以下の通りです。
メルマガ:サイトアクセス → 個人情報登録フォーム → 名前入力 → メールアドレス入力 など
面倒な入力操作がないので、友達登録時点での離脱を少なくすることができます。友だちになってくれるタイミングを取りこぼさずに、登録の確率を上げることができるんです。
ブロック率を下げるセグメント配信とステップ配信
Lステップでは、細かなセグメント設定でユーザーに合わせたメッセージとコンテンツの配信ができます。つまり、“ユーザーが興味のある情報”だけを届けられます。
LINE公式アカウントで特定できる情報はあくまで、“みなし”の推測の性別やデモグラ情報でした。対して、Lステップは元となるユーザー情報の精度が高いんです。
- ユーザーが直接回答したアンケート情報
- 特定のサイトの滞在時間
- 行動履歴
正確な情報をもとにセグメントをかければ、より具体的な提案が可能になるので、メッセージの親和性も上がりブロック率も下げられます。
友だちを増やす機能はありませんが、友だちを登録は簡単で、登録後のブロック率を下げられる機能を持っているんです!
まとめ:デメリットはカバーできる!無駄を削り、売上を上げよう!
デメリットと感じられる部分はありますが、Lステップにはそれを上回る効果の方が多いです。目先の損得勘定では図れない売上やコストダウン、負担の軽減を導き出せるんです。
- 費用はかかるがその分売上を増やせて削れるコストがある
- 導入の手間はかかるが運用時の手間を削れる
- プランにより機能は限られるが低額プランでも自動化できる
- 友だちを増やす機能は無いが友だちを減らさない配信ができる
導入後に効果を生み出せるように、初期に頑張れば勝手に売り上げられる仕組みも築けます!導入コストと天秤にかけてみて是非導入を検討してください!