LINEがコミュニケーションツールとして主流になりつつある現代において、その認知度の高さ・アプローチのしやすさは計り知れません。そういった理由から、LINE公式アカウントを導入する企業が増えてきました。
上手く活用すれば売上アップにつながるほか、工夫次第では営業や業務の自動化も叶うでしょう。
ですが実は、LINE公式アカウントには知っておくべき注意点もあります…。
それらを知らずに導入すると、思うような効果を得られなかったり、アカウントの構築にかけた労力が無駄になったりしかねません。
そこで本記事では、LINE公式アカウントの注意点について詳しく解説したうえで、正しい運用によって実現することについても紹介していきます!
- LINE公式アカウントの注意点
- LINE公式アカウントのメリット
なお弊社「株式会社REXLI」は、これまで累計200以上のLINE公式アカウントの構築や運用に携わってきました。プロの視点で具体的に分かりやすく解説していくので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
LINE公式アカウントの注意点4つ
それでは、LINE公式アカウントの注意点4つを解説していきます。
- 友だち登録してもらわないと始まらない
- ブロックされることがある
- 月額料金がかかることがある
- アカウントBANされることがある
1.友だち登録してもらわないと始まらない
まず、LINE公式アカウントからメッセージを送れるのは、友だち登録してくれた登録者のみです。登録者の数を増やさないことには、どんなに念入りにアイディアを考えても成果につながらず、役立てられません。
よって、LINE公式アカウントを活用するなら、多くの人に認知してもらい、新規登録者の数を増やす施策も練る必要があります!
- 「友だち登録で〇〇%OFF!」のような特典を打ち出す
- SNS・店頭のポップを利用して積極的に告知する
- ポイントカードや予約システムを導入する
特に実店舗で有効だと考えられるのは、クーポンやポイントカード、予約システム、カウンセリングをLINEでできる仕組みなどを導入すること。「LINEでクーポンを発行しています」「次はLINEから予約できます」といったように、店舗へきてくれたお客様へ自然と登録を促せるはずです。
LINE公式アカウント導入の際は「どうやって友だちを獲得するか?」といった部分も同時に考えておきましょう!
2.ブロックされることがある
そしてせっかく友だち登録を獲得しても、もしもブロックされると登録者が解除しない限りメッセージが届きません。
ブロックを防ぐ方法としては、大前提として秩序ある配信内容を心がけること。深夜に配信する・あまりにも頻繁に配信するなど、登録者にとってストレスとなり得るようなことも避けるべきでしょう。
また、登録者が「求めている情報」のみを配信することも大切です。
LINE公式アカウントには登録者のみなし属性を分析できる機能が備わっており、拡張ツールを使うとさらに細かな情報も取得可能。そのようなデータを活用しつつ、ユーザーに刺さるメッセージ配信を心がけましょう。
3.月額料金がかかることがある
なお、LINE公式アカウントは基本的に無料で利用できますが、配信できるメッセージは1,000通までと上限があります。登録者が増えていき、さらに多くの配信がしたい場合は、月額費用のかかるプランに入らなくてはいけません。
LINE公式アカウントの料金プランと配信できるメッセージ数はこちら。※2023年1月時点
料金プラン | 月額料金(税抜) | 配信可能数 | 追加メッセージ料金 |
---|---|---|---|
フリープラン | 0円 | 1,000通 | 配信不可 |
ライトプラン | 5,000円 | 15,000通 | 5円/通 |
スタンダードプラン | 15,000円 | 45,000通 | ~3円/通 |
※料金プランは2023年6月に改訂予定であることが発表されています
ライトプラン、スタンダードプランに関しては、月額料金にプラスして配信数に応じた従量課金制です。配信数の上限を超えると追加料金が発生するため、月々の配信数とプラン料金を比較しながら検討してください。
4.アカウントBANされることがある
最後に注意しておきたいのが、LINE社が提示しているガイドラインや利用規約に違反することでアカウントを削除される「アカウントBAN」です。アカウントBANは予告なく行われ、一度削除されたアカウントを復活させることは二度とできません。
アカウントBANは登録者の情報が消えてしまうことから、顧客データの損失や売上基盤を失うなどのリスクがあります。LINE公式アカウントを運用する際には、ガイドラインや利用規約に違反しないよう、注意しましょう。
アカウントBANの原因と対策について以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひこちらも参考にしてみてください!
LINE公式アカウントのメリット6つ
注意点があるとはいえ、LINE公式アカウントを導入すれば多大なメリットを得られます。ここからは、LINE公式アカウントを導入して実現できることについても確認しておきましょう!
- 幅広い属性にアプローチできる
- リスト獲得が簡単
- メッセージを確実に届けやすい
- 再営業のハードルが下がる
- 業務の効率化につながる
- 拡張ツールとの連動で売上が自動で発生する仕組みも構築できる
1.幅広い属性にアプローチできる
LINE公式アカウントは、幅広い属性のユーザーにアプローチできるツールです。
LINEの利用者数は9,200万人を超えており、日本の人口の約7割が利用しているプラットフォーム。10代から65歳以上まで幅広い年代・職業を問わず利用されています。
また、他のSNSと比較しても、LINEの利用率は群を抜いています。
【主なSNSの利用率】
出典:ICT総研
LINEほど幅広い属性にアプローチできるプラットフォームは、他にないと言えるでしょう。
2.リスト獲得が簡単
また、LINE公式アカウントは友だち登録のハードルも非常に低いです。登録の際は、IDを検索したり、QRコードを読み込んだり、URLをタップしたりするだけ。
無償のポスターや有償のPOPもあります▼
出典:LINE for Buisiness 友だち追加ガイド
メルマガのように、メールアドレス・住所・氏名などを入力する手間はかかりません。顧客の「登録してみよっかな」という気持ちを逃すことなくキャッチし、リストを獲得しやすいのもLINE公式アカウントの強みです。
3.メッセージを確実に届けやすい
加えて、LINEはブロックされない限りメッセージが確実に登録者のもとに届きます。
LINE公式が行ったアンケートによると、LINEを毎日利用しているユーザーは全年齢層で6割以上、20代の女性にいたっては9割以上という結果に↓
出典:LINE Business Guide|2022年10月〜2023年3月期版
届いたメッセージが目につく機会が多いからこそ開封率も高く、現にLINE公式アカウントの開封率はメルマガの6倍である60%とされています。
LINE公式アカウント | メルマガ | |
---|---|---|
到達率 | 100% | 10~30% |
開封率 | 60% | 10~30% |
クリック率 | 25% | 5~10% |
成約率 | 10% | 1~10% |
出典:Lステップ メルマガ・LINE公式アカウント・Lステップの比較
一生懸命作ったメッセージを登録者に届けたいなら、LINE公式アカウントを使わない手はありません。
4.再営業のハードルが下がる
そして、一度LINEに登録してもらえれば、つながりが勝手に切れることはありません。メッセージも届きやすいので、DMやメールに比べ、一度お店やサービスを利用してくれた顧客に対して再営業しやすいメリットがあります。
顧客一人一人に寄りそった言葉を届ければ、登録者の安心感が増し、再営業のハードルはグッと下がるでしょう。
さらに拡張ツールである「Lステップ」を活用すれば、自動で再営業をかける仕組みの構築も可能。例えば来店の翌日にお礼のメッセージを自動で送付したり、1ヶ月ごとに来店促進のメッセージを自動配信したり。LINEの中に組み込んだポイントカードの利用状況から顧客の来店頻度を把握し、自動で営業メッセージを送るような設定もできます!
- 月1回来店してくれるお客様
→スタンプが半分貯まったら来店促進のメッセージを送付 - 3ヶ月来店の無いお客様
→前回の来店から3ヶ月空いたら来店促進のリマインドメッセージを送付
構築や運営を工夫すれば、営業の自動化も叶うでしょう。
5.業務の効率化につながる
なお、LINE公式アカウントは業務の効率化にも役立ちます。
飲食店やサービス業には、問い合わせ対応・予約管理・チラシやポイントカード作りなど、時間を取られる業務が多く存在します。「もっと新商品開発に時間を使いたい」「業務を効率化させて日々の負担を減らしたい」と考える人も多いのではないでしょうか。
ですがLINEを活用すれば、そのような課題を解消しつつ、顧客満足度も高められる仕組みも作れます!
- 自動質問対応システムの構築
- 予約システムの構築
- ポイントカード機能の構築
このような仕組みを構築すれば、LINE公式アカウント上で問い合わせ→予約→ポイント付与までの操作が完結するため、大幅な効率化が可能。顧客にとっても、予約を取るために電話をかけたり、ポイントカードを持ち運んだりする手間がなくなるため、双方にとってメリットがあると言えます!
6.拡張ツールとの連動で売上が自動で発生する仕組みも構築できる
さらに、LINE公式アカウントの機能拡張ツールである「Lステップ」を組み込めば、顧客の教育から販売、マーケティング施策の分析・改善まで、ビジネスが自動で回る仕組みも構築できます。
出典:Lステップ
Lステップには、LINE公式アカウントでできないほぼ全てのことができるといっても過言ではない機能がたくさん詰まっています。
- メッセージの自動配信(シナリオ配信)
- ユーザー属性別の配信文設定
- アンケートや申し込みフォーム作成
- リマインドの自動配信
- 顧客属性ごとの成約率・流入経路の分析
- 予約管理機能の設置
例えばLINE公式アカウントでは、ユーザーの属性を「みなし」でしか取得できません。その属性に応じてメッセージ配信を分けることは可能ですが、途中でさらに条件を分岐させたくても回数に制限があるうえ、そもそも確実なユーザー情報を得られないので間違った相手にメッセージを配信する可能性もあるでしょう。
一方Lステップは登録者の属性から行動履歴まで細かく分析が可能なので、ユーザーに合ったマーケティングを実施でき、今後のサービス改善にも役立てられます。
上手く活用すれば商品やサービスの販売を自動化・仕組み化したり、顧客対応を自動化したり…Lステップなら、LINEひとつで売上アップ・業務効率化などが叶う仕組みが手に入るのです。
Lステップの便利機能や実際の導入事例について以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひこちらも参考にしてみてください!
今ならLINE公式アカウントで成果を出した事例集を無料プレゼント中!
「どうやったらLINE公式アカウントを有効活用できるかな…?」
このように考える方に向け、弊社の公式LINEではビジネスにLINEを取り入れて成功した事例集を無料でプレゼントしています!
こちらの事例集では、今まで弊社が構築しLINEで売上アップや業務効率化、ひいてはそれらの自動化を実現したアカウントの事例をふんだんに盛り込みました。
「どのようにLINE公式アカウントを運用していけばいいのかイメージが沸かない」「LINEの詳しい機能が分からない」といった方には、非常に参考になるはずです。
事例集は登録後すぐに受け取れるので、ぜひ活用してください!
まとめ:LINE公式アカウントの注意点とメリットを理解し、売上を伸ばそう!
以上、LINE公式アカウントには、まず友だち登録をしてもらうための施策が必要だったり、ブロックやアカウントBANのリスクがあったり、注意点も存在します。ですが、それらはちょっとした工夫で対策できるため、そこまで大きな問題ではないでしょう。
なお、成果の出る公式LINEアカウントを作りたいとお考えの方は、ぜひREXLIの構築代行サービスの利用もご検討ください。
弊社では、成果の出るLINE公式アカウントの運営に必要な分析から設計、デザイン、システム構築、運用までを全て丸っとお引き受けしています。
今まで携わったアカウントは200を超えており、実店舗からインターネットビジネス、芸能人まで幅広い分野のLINE構築を担当してきました。
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まずは弊社公式LINEで事例集をご確認のうえ、ぜひお気軽にご相談ください。