そこで今回は、Lステップにおける予約管理機能の種類やメリットを徹底解説します。
なお弊社REXLIは、これまで実店舗・オンラインビジネス・クリニックなど累計200以上のLINEアカウント構築・運用に携わってきてきました。実際に予約管理機能を活用した実例も交えながら詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください!
目次
Lステップの予約管理機能は2種類
現在、Lステップの予約管理機能は2種類存在します。
カレンダー予約 | カレンダーの空いてる日から日時を指定して予約する |
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イベント予約 | 特定日に開催するイベントに対して予約フォームから予約する |
それぞれの機能の特徴を見ていきましょう。
Lステップの予約管理機能1.カレンダー予約
1つ目のカレンダー予約とは、カレンダーで日時を指定して予約ができる機能のこと。
出典:Lステップ公式ブログ
運営側があらかじめ営業日や営業時間を設定しておけば、その日時以外は自動的に予約ができなくなるため、ユーザーが空き状況を把握しやすいのが利点です。
また2022年9月からカレンダー予約とGoogleカレンダーの連携も可能になったことで、お客様からの予約が入ると自動で店舗側のGoogleカレンダーが更新される仕組みも構築できるようになりました。この機能を活用すれば、予約が入るたびに手動でスケジュールを更新する必要がなく、予約の反映漏れなどのミスも防止できます。
Lステップの予約管理機能2.イベント予約
2つめのイベント予約とは、特定のイベントに対して予約を受ける機能を指します。
▼イベント予約の設定画面
出典:Lステップ公式ブログ
予約フォームの設定時にイベントに対する予約人数や募集期間を設定できるので、予約の管理が難しい大人数の大規模セミナー・先着順の限定企画などに役立つでしょう。
また、イベント予約で設定した期限・定員枠が上限に達すると自動で予約フォームの表示が変わるため、誤って予約を受けてしまう心配もありません。
受付終了となった予約フォームの画面▼
なお予約を受け付けるイベントの数は最大で60個設定できるので、あらかじめ複数の予約フォームを設けて自動で予約受付を開始するように設定しておくことも可能です。
Lステップの予約管理機能を使うメリット
次に、Lステップの予約管理機能を使うメリットを3つ紹介していきます。
- 顧客対応の自動化で人的コストを削減できる
- リマインダ配信を同時に設定できる
- システムを一元化できる
1.顧客対応の自動化で人的コストを削減できる
1つ目のメリットは、予約管理機能を活用して顧客対応を自動化することにより、人的コストの削減が期待できることです。
商品やサービスを販売するためには、予約対応以外にも、顧客への教育・セールスとさまざまな顧客対応が必要です。多岐に渡る対応に追われ、業務がひっ迫しているというケースも珍しくありません。
そこで予約管理機能とメッセージ配信機能を紐づけることで、顧客対応の自動化を図れます。
例えば、セミナーの参加者だけにステップ配信を行ってその後の教育やセールスを自動化したり、予約数が多い顧客の属性に合わせたメッセージを配信してリピート率の向上を図ったり。仕組み化するまでには多少時間が必要ですが、基盤さえできればあとは自動的に売上が上がってくるでしょう。
顧客対応自動化の具体的な活用事例は、やまもとりゅうけんさんの「人生逃げ切りサロン」のアカウント構築事例で紹介しています。ぜひ参考にしてください。
2.リマインダ配信を同時に設定できる
2つ目のメリットは、予約と同時にリマインダ配信の設定ができること。
リマインダ配信とは予約の直前にユーザーへ個別にメッセージを配信する機能のことで、予約日の直前に当日の持ち物の案内や予約日時のお知らせをすればユーザーの予約忘れや無断キャンセルを抑制できる効果が期待できます。特に予約の登録から実際の予約日まで時間が空いてしまう場合などにリマインダ配信を設定しておけば、ユーザーの行動を後押しできるでしょう。
このような便利機能を自動で設定できるのも、Lステップの予約管理機能の利点です!
3.システムを一元化できる
3つ目のメリットは、Lステップの予約管理機能を導入すればメッセージ配信と予約管理のシステムを一元化でき、管理しやすくなることです。
外部の予約管理システムとLINE公式アカウントを紐づけてそれぞれ運用している企業や店舗はよく見かけるものの、複数のシステムを管理するのは手間がかかるうえに人的ミスを誘発する可能性は否めません。ですがLステップを導入して双方のシステムを一元化すれば、予約管理のみならず、顧客情報の収集や予約後のアフターフォローも全てLINEで行えるようになります。
例えば、3回以上の予約履歴があるお客様だけにクーポンを配信してリピート利用を促したり、ご利用後のアンケート回答者のみにプレゼントを配布したり。予約管理の先にあるアプローチにつなげられるのは、Lステップの予約機能ならではの魅力です。
Lステップの予約管理機能を活用した実例
最後に、Lステップの予約管理機能を活用した実例を2つ見ていきましょう。
- LINE上に予約システムを実装し利便性向上につなげた例
- 予約から顧客情報を分析しリピート率向上につなげた例
※いずれもも弊社が構築したLINEアカウントの事例です
1.LINE上に予約システムを実装し利便性向上につなげた例
美容院である銀座Respia(レスピア)のアカウントでは、メッセージ画面下部に表示されるリッチメニューに「予約」ボタンを実装。LINE上で操作できる予約システムを構築することで、ユーザーの利便性向上につなげました。
加えて、お客様情報の入力はLINEへ登録している情報が反映されるため、リッチメニューの予約ボタンをタップするだけで予約フォームへと進むことが可能。外部サイトへログインする手間が省けるうえに、予約した情報はLINEのメッセージで通知され、リマインドも受け取れます。
また、担当者を指名して予約をとりたい場合は、担当者ごとの予約フォームを設けて個別に予約できるように構築しました。
担当者別に予約フォームを分けている例▼
これらの施策により、予約時に担当者をヒアリングする手間や予約がバッティングしてしまうリスクを省きつつ、直感的に使いやすい予約フォームの構築に成功しています。
このように予約操作をLINE上で完結させれば、顧客と運営側双方の手間を省きつつ、売り上げアップにつなげられるでしょう。
2.予約から顧客情報を分析しリピート率向上につなげた例
また山梨県にあるグランピング施設「嶺乃華」のアカウントでは、宿泊後の顧客にアンケートを実施して顧客情報を分析。満足度が高いと回答した顧客だけに割引クーポンや季節のイベント情報を配信してリピート率の向上につなげました。
実際のアンケート画面▼
さらにアンケートで取得した情報(性別・グランピング経験など)をもとに顧客の属性を分け、属性ごとの予約率を割り出したうえでメッセージや広告の配信内容を工夫しています。
このように予約から得た情報を最大限活かせば、新規顧客獲得の導線作りや顧客満足度の向上にも活用できるでしょう。
なお弊社公式LINEで無料配布している「最新LINEマーケティング事例集」では、予約から得た情報を、その後の成果につなげた事例もたくさん紹介しています。
まとめ:Lステップのセグメント配信を活用して顧客に刺さるメッセージを配信しよう!
以上、Lステップの予約機能はただLINEや電話から予約を受け付けるだけのツールではありません。予約の変更・キャンセル、そしてリマインダまで自動化できるので、予約管理にかける工数を大幅に削減できるでしょう。そして予約フォームの設計を工夫して予約数アップを図ったり、予約から得たデータをその後の施策に活かしたりするなど、活用の仕方は多種多様です。
ただし、顧客の利便性を考慮した予約フォームの導線設計や、メッセージ配信機能と予約管理機能を一元化する構築には、Lステップの知識が必要不可欠です。
もし「予約管理機能を最大限活用したいけど知識がない…」「顧客が使いやすい予約フォームを構築するだけのリソースがない!」という方は、ぜひ弊社のLステップ構築代行サービスにお任せください!