
こんにちは!中村誠です!
今回は、Lステップの柱となる「アンケート」について解説していきます!
Lステップの力を最大限発揮させるには、アンケートの導入が欠かせません。
アンケートを使えば短時間で大量の情報を収集し、顧客リストの質を飛躍的に高められます。
今回はアンケートをレベルアップする5つのコツを紹介するので、全て網羅できているか確認してください。
- 欲しいタグから逆算して作る
- ネーミングする
- 問題を提起して興味をもたせる
- 返信時間をあえて遅らせる
- 回答するメリットを作る
Lステップは単なる配信ツールではなく、LINEを使った高度なマーケティングツールです。
効果的にアンケートを活用すれば売上を飛躍的に高められるので、Lステップを使用している方は一緒にうまく作れているか見直していきましょう!

目次
Lステップにはアンケートが必須である4つの理由
Lステップの構築にあたって、アンケートを欠かせないパーツです。その理由は大きく分けて4つあります。
- 一瞬で大量の情報を集められる
- クロス分析が深くまでできるようになる
- SNSでの発信の方向性が定まる
- アンケート後の動画の方がタップ率が高い
アンケートの有無次第でLステップのクオリティが段違いなので、必ず導入しましょう。
1.一瞬で大量の情報を集められる
Lステップのアンケートはスマホで行うので、選択肢を選ばせる方法であればタップするだけで進んでいきます。
1分もかからずに10問程度の回答が得られるので、手間に対して破格の情報が手に入り、顧客がどんな人物なのか一瞬で浮き彫りにできるでしょう。
質問は好きな内容を自分で設定できるので、配信内容に関わる重要な質問を先にしておけばセグメント配信がやりやすくなるはずです。
例えばアンケートで性別を聞いておけば、男性用と女性用で配信内容を振り分けられて成約率UPに繋がります。
2.クロス分析が深くまでできるようになる
クロス分析とは、マーケティングの世界では有名なデータ分析の手法の1つです。(Lステップではプロプラン以上でのみ使用可能)
アンケートを用いてデータを細かく収集していれば、クロス分析の精度も高まりより深いデータ分析が可能になります。
仮にアンケートで年齢を調査していた場合、商品の購入者情報とクロス分析すれば「購入しやすい年齢層=ターゲット」が見えてくるでしょう。
30代向けに作った商品が、蓋を開けてみると40代に売れているかもしれません。実際の販売データを基に、配信内容を修正すれば更なる成約率UPが期待できます。
3.SNSでの発信の方向性が定まる
アンケートを使って集めたデータは、Lステップの外にも応用できます。
例えば登録者の大半が会社員の方だった場合、会社員の方に合わせた発信活動を行えば友だち登録者数も増えるはずです。
特にSNSでは誰が発信を見ているか分かりにくいので、本来は学生や経営者などにも刺さる内容を散りばめて様子を伺う必要があります。
しかしLステップのアンケートによって方向性が定まっていれば、最大効率の発信を常に行えるでしょう。
4.アンケートの後もコンテンツの開封率は変わらない
僕がアンケートを提案した時、多くの方に言われるのが「アンケートを面倒に思われないか?」という懸念です。
ですがこれは既に検証済で、以下のABテストを行った結果アンケート直後のコンテンツ開封率は変わりませんでした。
【登録者限定動画のタップ率を検証】
- 登録と同時に渡す
- 登録時のアンケートの後に渡す
Lステップには登録して即ブロックする層が一定数存在しますが、それ以外の方は工夫次第でアンケートを回答してもらうことは十分可能です。(90%代も実現可能)
また、単にアンケートを送るだけだと簡単に手に入りすぎてありがたみが薄れ、放置される可能性もあります。
道端で受け取ったポケットティッシュと同じで、とりあえず受け取ってその後存在を忘れるパターンです…
アンケート自体を面倒なハードルにせず、コンテンツの1つにすればアカウントの中に顧客を引き込んで開封率が高まるでしょう。
Lステップアンケートの3種類の作り方
Lステップに「アンケート」という機能はありません。既存の別機能を応用してアンケートを作るのですが、その方法は3種類あります。
- 回答フォーム方式
- 自走式方式
- リッチメニュー方式
1つの方法にこだわる必要はなく、複数組み合わせてアンケートを作るのも有効です。
それぞれに違ったメリットがあるので、取り扱うコンテンツに合わせて最適な物を選んでください。
1.回答フォーム形式
3つの方法の中で一番基本的なのが「回答フォーム」を使ったアンケートです。
こんなやつです↓
- 構築が簡単
- 選択肢を増やしやすい
- 相手にテキストを記入されられる
専用のフォーム画面を用意して読者に回答を記入してもらう方法なので、設定がシンプルでLステップの機能を覚えるのにもおすすめです。
ただしその分「アンケート感」が丸出しになり、スルーされる可能性も高くなりがちなので注意してください。意欲の高い顧客であれば問題ありませんが、ラフな質問がしたい場合には避けたほうが良いでしょう。
細かな設定が可能で、回答フォームでしかできない質問の方法などもあるので、複雑なアンケートが必要な場面にも適しています。
2.自走式形式
自走式形式のアンケートは、配信でも用いられる「カルーセル」を使って質問を1つずつ作っていく方法です。
カルーセルはこんなやつです↓
- 質問がトーク履歴に残る
- 選択肢が限られる
- 反応率が高い
普段のLINEのチャットと同じ感覚でアンケートが進んでいくので、気軽に回答しやすく1分以内のアンケートをサラッと取りたい場合に向いている方法です。
質問を1問ずつ別の「テンプレート」に作り、回答する度に1つ進んでいく形を取ります。
カルーセル1枚には最大4つまでしか選択肢が付けられないので、選択肢の数が限られる点にだけは注意してください。(カルーセルの枚数は増やせますが、多くても3枚程度にしておかないと混乱を招きます)
3.リッチメニュー形式
3つの方法の中で一番複雑な方法がリッチメニュー方式です。文字通り「リッチメニュー」と呼ばれるトーク画面下部のメニューを操作する関係上、スタンダードプラン以上でなければ使えない方法なので注意してください。
- 最も作成の手間がかかる
- 大きな画像を使ったインパクトがある
リッチメニュー形式は質問毎に画像を作る必要があるので、作成に一番手間がかかかります。
しかしその分インパクトは強く、内容次第で目玉コンテンツの1つになるはずです。
例えば、僕が構築を代行しているやまもとりゅうけんさんの人生逃げ切りサロンのLステップでは、こちらのようにアンケートをリッチメニューから行いました。
これでユーザーがわざわざ回答フォームに移行することなく、メニューをタップするだけで簡単にアンケートに答えられるようにしました。
Lステップで回答率を高めるアンケートを作るためのコツ5つ
構築側にとってLステップのアンケートは必須レベルの重要なポイントですが、顧客からすれば答える義務はありません。なので、いかに相手に答えてもらえるようにするかが鍵です。
以下では効果的なアンケートを作る5つのコツを紹介するので、全て守って回答率を高めてみてください。
- 欲しいタグから逆算して作る
- ネーミングする
- 問題を提起して興味をもたせる
- 返信時間をあえて遅らせる
- 回答するメリットを作る
顧客が「答えたい!」と思うようなアンケートを作って、回答率を高めると良いでしょう。
1.欲しいタグから逆算して作る
アンケートを作る前に、配信などに必要なタグをリストアップしてから作り始めましょう。
とりあえずでアンケートを作っても、中身がボヤケて効果が半減してしまいます。アンケートを取る目的を明確にして、そこに合わせて質問を組み立ててください。
最初は当たり障りのない年齢や性別からスタートして、徐々に深い内容を聞き出すと良いでしょう。
また、配信に役立てるために本名を聞くのを忘れないでください。LINEのアカウント名は必ずしも本名が登録されているとは限らないので、個別に聞き出しておかないと「あなたに送っている感」が出しにくくなるので注意しましょう。
2.ネーミングする
「アンケート」という名前自体が面倒な印象を与えてしまうので、別のネーミングをして回答してもらうのも有効です。
- 〇〇診断
- シュミレーションゲーム
- 事前カルテ
- 〇〇審査・査定
扱うテーマによって適した名前は変わりますが、特に診断ゲームはアンケート自体が顧客を楽しませるコンテンツになるのでおすすめです。
診断のシステムを作る手間はかかりますが、アンケートに答えることが目的になるので回答率を大きく向上させられます。
3.問題を提起して興味をもたせる
アンケート内の質問内容にも工夫は欠かせません。無機質に質問を投げかけるのではなく、問題を提起して興味を持たせながら進行していきましょう。
僕が物販関連のLステップを作った時の例を上げると、顧客の共感を誘うような質問文に仕上げました。
【悪い例】
Amazonの手数料は高いと思いますか?
→はい/いいえ
【良い例】
Amazonの手数料が高すぎて、なんとか安くしたいと思うことが…
→ある/ない
Amazonの手数料の問題は、物販を経験している方なら誰もが一度は経験する課題です。
単に質問するだけよりも、顧客の「分かる!」を引き出してその問題を強く意識させると良いでしょう。
アンケートの後に「このアカウントではそれらの問題を全て解決する方法を伝授します!」と伝えれば、多くの読者が読んでくれるはずです。
4.返信時間をあえて遅らせる
アンケートに回答は回答後のサンキューメッセージまで込みでワンセットなので、忘れずに設定しておきましょう。
この時、単純にその場でメッセージを送るだけではなく、あえて返信時間を遅らせたメッセージを追加送信すると「しっかり内容を読んで返信している感」を演出できるのでおすすめです。
- 名前と共に感謝を述べる
- 回答内容を復唱する
- 回答内容に応じた返答パターンを作って振り分ける
アンケートを送信した時点で回答内容がLステップ上に保存されるので、サンキューメッセージに反映できます。
回答内容を掲載することで顧客も振り返りができますし、読んでいる感の演出によって満足度向上が期待できるので一石二鳥です。
5.アンケートに答えるメリットを作る
アンケートの回答率を高めるには、回答するメリットを作るのがシンプルゆえに効果的です。配信内容に合わせた回答特典を作って、顧客の興味を引きましょう。
- 限定コンテンツ(少しコアな情報など)
- アンケートのゲーム化(診断結果など)
- 限定クーポン
これらのメリットは、Lステップへ集客する際の目玉コンテンツとして使うこともできる(「登録者全員に無料プレゼント!」など)ことです。なので、インパクトのある物を用意してどんどんアピールしてください!
まとめ:Lステップにアンケートは必須レベル
LステップはただLINEを使って配信するだけのツールではありません。データを収集・分析し、売上を高めるマーケティングツールの側面も持っています。
アンケートで集められる情報はLステップの力を発揮するためには欠かせない要素なので、導入は必須レベルです。
顧客のデータを収集することで、配信内容をパーソナライズして成約率を高めたり、ターゲットを明確化して集客効率を高めるなど様々な応用が効くようになります。
ぜひLステップにアンケートを導入して、売上をアップさせてください。