こんにちは、中村誠です。
今回は、美容室にLINE公式アカウントを導入して「できること」について解説していきます!
競争が日々激化している美容室。あなたも店舗の集客やリピーターの獲得に頭を悩ませていたのではないでしょうか…?
そこで僕があなたにお伝えしたいのは、LINE公式アカウントと美容室はめちゃくちゃ相性が良いということ。
特にLINEはリピーターの定着率を高めるにはうってつけのツールであり、上手く活用すれば、ポータルサイトに頼らずしかも自動的にリピーターを増やせる仕組みを作れます!
一度構築してしまえばLINEが勝手に営業及び対応をしてくれるので、業務改善にもつながるでしょう。あなたが美容室を経営していてまだLINEを活用していないなら、必ず導入してほしいです。
この記事を書く僕は、これまで累計200以上のLINE公式アカウントの構築や運用に携わってきました。そして最近では、美容室のLINEアカウントを構築した実績もあります。
▼僕が構築した美容室のLINE例
それでは以降で、僕の実体験も踏まえたうえで、美容室にLINE公式アカウントを導入するメリットを詳しくチェックしていきましょう。
- 美容室でLINE公式アカウントを導入すべき理由
- 業務改善やリピート率向上につながるLINEの便利機能
導入事例も交えて分かりやすく解説していくので、ぜひ最後までご覧ください!
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目次
なぜ美容室でLINE公式アカウントを導入すべきなのか?
早速ですが、美容室でLINE公式アカウントを導入すべき理由は主に4つあります!
- LINEならメッセージがほぼ確実に届く
- ポータルサイトに依存しない営業が実現する
- 業務の効率化・人件費の削減につながる
- お友達登録の促進が簡単
1.LINEならメッセージがほぼ確実に届く
まず、LINEは伝えたいメッセージをお客様に受け取ってもらいやすいです。
キャンペーンを案内したりサンキューメッセージを送ったり、ポータルサイトのメッセージ機能やメルマガを使ってお客様へアプローチしている美容室は多いでしょう。
ですがそのメッセージ、本当にお客様へ届いているでしょうか?
実は、メルマガの開封率は僅か2〜3%だと言われています。つまり100人のお客様へメッセージを送っても、実際読んでくれている人は2〜3人しかいないということ…。
対して、LINEの開封率は60%です。
メルマガに比べ、最大で30倍ものお客様へ確実にメッセージを届けられるんですよ。真剣に書いたメッセージを確実に読んでもらい効果的にアプローチするなら、LINEを使うべきなのは言うまでもありません。
ちなみにLINEの開封率がどうしてここまで高いのかというと、現代のコミュニケーションツールとして最もベーシックだからです。数あるSNSの中で、LINEは約80%もの利用率を占めているんです。
実際に、みなさんも普段の連絡はほとんどLINEじゃないですか?むしろ、「LINEは使ってない」なんて人に出会うことはなくなってきているんじゃないでしょうか。笑
そんな身近なLINEだからこそ、送ったメッセージはとりあえず開封してもらえる可能性が高いです。頻繁に開くアプリに未読の通知が溜まっているのも気持ち悪いですからね。
2.ポータルサイトに依存しない再営業が実現する
そして、LINE公式アカウント最大の得意分野だとも言えるのが、リピート客へ対する再営業です。
メッセージが届きやすいLINEだからこそ、お友達登録さえしてもらえればお客様へアプローチするのは簡単。個別でメッセージを送っても良いですし、「Lステップ」と呼ばれる拡張ツールを使えば、適切な方法で適切なタイミングに自動で再営業するシステムも構築できます。
- メンテナンス時期に合わせて来店促進
- ユーザーに合わせたお得情報やクーポンの配信
- 担当スタイリストの空き情報配信
もちろん、他のSNSやホームページ経由でお友達登録してもらえるような仕組みを作っておけば、LINEで新規顧客へのアプローチも可能です。Lステップでは顧客の属性に合った形で来店を促進できるので、ポータルサイトに比べ精度の高い営業が実現するんですね。
さらに「LINE広告」と呼ばれるLINEアプリ専用の広告サービスも併用すれば、LINEで集客だってできちゃいます。
出典:LINE広告
詳細については割愛しますが、LINE広告ならユーザーの性別や年齢などアプローチ先を細かく設定できるので、目星の見込み客だけに効率的な広告配信が可能。少額でも利用できますから、上手く活用すればポータルサイトより低コストでの集客が実現するでしょう。
3.業務の効率化・人件費の削減につなげられる
なお、LINE公式アカウントを導入すれば、業務の効率化や人件費の削減にもつながります。
美容室での業務って、お客様の髪の毛をメンテナンスするだけじゃないですよね。
営業のためにメールを作ったりハガキを送ったり、予約や質問を電話対応をしたり…。美容室によっては、それらの業務のためだけに専属のスタッフを配備してるかもしれません。
しかしLINE公式アカウントなら、先ほどお伝えした通り来店・再来店の促進を自動化できます。リピートを増やしてポータルサイトに一切頼らなくても良くなれば、それらを更新する必要もありません。
他にも、LINEには美容室の営業に必要な機能がほとんど揃っているんです。
- ポイントカード
- 予約システム
- 自動質問応対
こういった機能もフル活用していけば、大幅に業務改善できること間違いありません。「忙しくて電話に出られず予約を取りこぼしてしまった…」といった機会損失も防げます。
人件費ばかりかポイントカードの制作にかかるお金なども不要になり、コストカットも実現するでしょう。
4.お友達登録の促進が簡単
しかも、LINEは新規登録してもらうハードルもかなり低いです。
登録にあたり、ユーザーがやるべきことはQRコードの読み取りのみ。こちらのように無償で作成できるポスターや有償のPOPをレジ付近にでも置いておけば、会計時などにサクッと登録案内もできるでしょう。
出典:LINE for Buisiness 友だち追加ガイド
登録を促す際も、「ポイントを貯められる」「次はここから予約できる」などと案内すれば理由もバッチリ。Lステップでカウンセリングに必要な情報を入力できるシステムを構築し、新規来店時に「LINEで質問に答えていただけますか?」といった感じで自然に登録してもらえる仕組みを作るのも良いですね!
美容室におけるLINE公式アカウントの便利な使い方
では、LINE公式アカウントを導入すれば具体的にどんなことができるようになるのでしょうか。
- リッチメニューを充実させてLINEをホームページがわりに
- 問い合わせへの自動対応で業務を効率化
- ポイントカードを活用して再来店を促進
- セグメント配信で顧客それぞれに合ったアプローチ
- LINE内にネットショップを構築できる
- ミニアプリと併用して予約システムもLINEで一本化
1.リッチメニューを充実させてLINEをホームページがわりに
LINE公式アカウントには、トーク画面の下部にタイル状のメニューを表示させられる「リッチメニュー」という機能が搭載されいますが…このリッチメニューを充実させると、LINEをホームページのように見せられます!
▼僕のLINE構築代行チームで制作したリッチメニューの一部
レスピアさんの場合は、リッチメニューに「スタイリスト紹介」「メニュー」「スタイルブック」「店舗情報」「予約」などのメニューを組み込みました。
例えば「メニュー」をタップすると、同じ画面上に料金表が表示されますし、
「ダメージレスへのこだわり」をタップすると、レスピアさんのこだわりやサービスの内容が見れるようになっています。
また、もっと面白いのがLINE内にヘアカタログを実装してしまった例です。
このように、LINEのメニューから自分の好みのヘアスタイルを選んでもらえるようにしました。
これなら、美容室に雑誌すら不要になりますね(笑)
このように、リッチメニューを作り込めばお客様はポータルサイトを介さずに店舗情報を取得でき、なりたいイメージを決めたり、予約したりも全てLINEでできちゃうんです。
最近ではホームページに加えてInstagramやTikTokなどのSNSも運用している美容室が多いと思いますが、リッチメニューを活用するとそういった各媒体を全てLINEに集約することも可能。ユーザーから聞かれそうなことやこちらから伝えたいことを全て詰め込んでおけば、問い合わせも減るでしょう。
2.問い合わせへの自動対応で業務を効率化
なお、いくらリッチメニューを充実させていても、上手く使いこなせないユーザーはLINEで直接質問を送るかもしれません。
しかし、LINE公式アカウントにはお客様からのメッセージに対する「自動応答機能」も備わっており、事前に設定しておけば想定される質問は全て自動で返答できます!
例えば「営業時間」と入れたらこのような回答を自動で送れるように設定したり。
レスピアさんは、「予約」と入れると予約のメニューが表示されるようになっています。
他に、「場所」と入れたらマップが表示されたり、担当者名を入力するとそのスタイリストの予約空き情報が配信されたりするように設定しても良いですね。
自動応答機能を上手く活用しつつお店のLINE公式アカウントが浸透すれば、メッセージの手動返信や電話対応をゼロにするのも全く夢ではありません。
Lステップの自動応答を使って顧客対応を自動化する方法はこちら↓
3.ポイントカードを活用して再来店を促進
また、LINE公式アカウントにはショップカードという基本機能があり、来店ごとにスタンプが貯まる仕組みを作れます。
▼銀座レスピアさんのポイントカード
LINEでポイントを貯められるので、ユーザーは物理的なカードを持つ必要がありません。この機能自体がLINEへ登録してもらう理由になりますし、再来店のきっかけにも繋がりますよね。
しかし!LINE公式アカウントにポイントカードを導入するメリットはそれだけじゃありません。
Lステップを活用すると、ポイントカードを配りっぱなしにするのではなく、消化状況に合わせてユーザーにメッセージを配信でき、来店促進に繋げられるんです!
例えば、毎月1回必ず来店してくれる人と、3ヶ月来店が無い人の2パターンあったとしましょう。その場合、ポイントカードの状況に応じて以下のようなメッセージ配信を設定できます。
- 月1回来店してくれるお客様
→スタンプが半分貯まったら継続来店促進のメッセージを送付 - 3ヶ月来店の無いお客様
→前回の来店から3ヶ月空いたら来店促進のリマインドメッセージを送付
Lステップはポイントカードの利用状況からお客様の来店頻度を把握し、それぞれの状況に合ったタイミングと内容で自動来店促進ができるんです。これぞまさに、営業の自動化だと言えるでしょう。
一括送信では無いため、来店頻度の高いお客様に向けて営業してしまい鬱陶しがられることもありません!
4.セグメント配信で顧客それぞれに合ったアプローチ
さらにLステップの「セグメント配信」という機能を使えば、LINE登録者の属性ごとにメッセージの配信を自在に変えられ、顧客それぞれに合ったアプローチができます!
そもそもですが、LINEで「来店を促したい」と思っても、相手が女性なのか男性なのか、はたまたお店に来たことがあるのか無いのかによって配信したいメッセージ内容は大きく変わってきますよね。かといって、個別にアプローチをかけるのは現実的じゃありません。
でも、LINEならかなり細かい設定で配信メッセージを分けられるんです。
例えば、女性だけにヘアケア情報を届けたり、男性だけに髭剃りや眉カットのサービス案内をしたり…。レスピアさんの場合は、未来店の客様と来店したことのあるお客様でメッセージの配信内容を変えています。
具体的には、まだ来店したことのないお客様には美容室のブランドヒストリーなどを発信。そして、既に来店したことがあるお客様には、次回の来店予約までの期間中に、タメになる内容や自分達の商品・サービスを知ってもらえるような情報を配信しています。
このようにLステップのセグメント配信を活用すれば、顧客それぞれに刺さるメッセージだけを提供できるんですね。個々に興味のある内容を配信できるので、ブロック率も大幅に下げられるでしょう。
5.LINE内にネットショップを構築できる
LINEでは、オンラインで物販購入ができるようにLINEにネットショップを構築できたりもします!
どこの美容室にも、シャンプーやリンス、ワックスなどといった小売りも同時に展開されているかと思います。ですが店舗に来店するお客さんの数は限られているので、物販の方を拡大させるのって限界がありませんか?
実際、僕がLINEの構築を担当した美容室さんは、お客さんの商品購入率が「来店者の5%程度しかない」とおっしゃってました…。
このように、店舗のキャパには限界があると思ってるのですが、そこで活用できるのが「LINEを使ったネットショップ」です。
レスピアのLINEでは、リッチメニューからネットショップに遷移し、ホームケアグッズを選んで購入できるような仕組みを作りました。
基本的に美容室においてあるシャンプーやワックスってどれも質が良いものばかりだと思うんですよ。ただ、現状ってお店に行かないと買えない美容室が多いじゃないですか。
それだと美容室側もお客さん側も機会損失をしてしまいます。
そこで、LINEの出番というわけですね。
このご時世、いつ感染症が再拡大して実店舗の売れ行きが低迷するかわかりません。
だからこそ、ネットでも売れる仕組みを作る必要があるのです。
なお、美容室の物販をLINEでネットショップ化する仕組みは弊社のライン構築代行チームで承っておりますので、ぜひ一度ご相談ください!
6.ミニアプリと併用して予約システムもLINEで一本化
そして、LINEが提供するサービスである「ミニアプリ」も併用すると、予約のシステムもLINEで一本化できます!
レスピアさんの場合、リッチメニューの「予約」からWeb予約を選択すると外部サイトへ飛んで予約できるような仕組みを採用していますが…
実は、外部サービスを利用せずとも、ミニアプリを使えばLINE上で予約システムも構築できるんです。システムの構築方法も簡単で、ミニアプリの設定をしてLINEのリッチメニューから飛べるようにすれば良いだけ。
ちなみに、ミニアプリでの予約手順はこちらの通りです。
- スタッフを選択
- クーポンを選択
- 日時を選択
- お客様情報の入力
お客様情報の入力に関してはLINEへ登録している情報が反映されるためお客様が入力する手間を省けますし、ミニアプリで予約した情報はLINEのメッセージで通知され、リマインドも受け取れます。
外部サイトを使う場合と使い勝手にめちゃくちゃ差が出るわけではありませんが、「色々なサービスを使いたくない!」「全てLINEで一本化させたい!」とお考えなのであればミニアプリの併用もぜひ検討してみてください!
LINE公式アカウントの開設方法
さて、美容室にとってLINEがいかに売上や業務改善に貢献してくれるツールかお分かりいただけましたか?
「ウチも導入してみたい!」とお考えなのであれば、早速LINE公式アカウントを開設してみましょう。
LINE公式アカウントの導入自体はめちゃくちゃ簡単で、公式サイトのLINE公式アカウント開設ページから画面の案内に従って必要事項を入力するだけ。10分もあれば、問題なく登録できるはずです。
ただ、大変なのはここからです。
リッチメニューを充実させたりお客様それぞれに合ったアプローチをしたり、LINE公式アカウントを本格的に運用していこうと思えば複雑な設定が必須。正直なところ簡単な作業ではありませんが、しっかり構築しない限りLINEの恩恵を最大限に受けられません。
まとめ:LINEを導入して美容室の業務改善・売上アップにつなげよう!
美容室の売上を安定させるためには、一度来店してくれたお客様をいかにリピーター化できるかが重要です。
高い集客力を誇るポータルサイトでせっかくご新規さんを獲得しても、一度きりになってしまうと勿体無いですよね。個別アプローチや自動応対でそういった機会損失を最大限に抑え、営業を自動化・仕組み化してくれるのがLINEです。
美容室の経営を加速しつつリピーターの定着率を高めたいなら、もはやLINEを導入しない手はありません。
ただ、今回お伝えしたLINEの仕組みを作るためには専門的な知識や技術が必要で、ゼロから自分でやるのはかなりハードルが高いと思います…。
- お客様により配信を変えるシステム構築
- 自動応対のシステム構築
- ショップカードの利用状況から自動来店促進するシステム構築
- 成果を高めるための効果検証やデータ分析
- 効果的に来店を促すためのライティング力
- リッチメニューやアカウントを魅力的に見せるデザイン力
- 他の美容室と差をつけるための情報収集力
LINE公式アカウントは、構築や設計が命です。せっかく導入しても、上手く使いこなせなければ成果は得られません…。
弊社のLINE構築代行サービスなら、美容室の売上に貢献するLINE作りに必要な分析から設計、デザイン、システム構築までを全て丸投げしていただけます!
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