
Lステップのシナリオ配信とは、事前に作成しておいたメッセージを設定した条件や順番にユーザーへ配信する機能を指します。
メッセージを送るユーザーの属性や配信タイミングなど細かな設定ができるので、シナリオを作りこんでおけばそれぞれのユーザーに合うメッセージを適切なタイミングで届けられます。結果、顧客満足度の向上や成約率アップにつながるでしょう。
反対にシナリオ構築が不十分であれば、せっかく友だち登録してくれたユーザーの興味関心を失いかねません。
そこで今回はLステップにおけるシナリオ配信でできることやシナリオの組み立て方に加えて、シナリオ作りのコツも解説していきます!
なお、弊社REXLIはこれまで飲食店・オンラインビジネス・クリニックなど数多くのLINEアカウントを構築し、シナリオ配信を活用して成果アップに貢献してきました。これまでに培ってきた確かなノウハウをもとにやすく解説していくので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
Lステップのシナリオ配信とは?
まずLステップのシナリオ配信とは、あらかじめ登録しておいた複数のメッセージを順番に自動配信する機能のこと。LINE公式アカウントのステップ配信機能に比べ、配信に関する各種設定の自由度が圧倒的に高く、より細かい配信設定が可能です。
ステップ配信とシナリオ配信の主な違い▼
LINE公式アカウントのステップ配信 | Lステップのシナリオ配信 | |
---|---|---|
条件分岐の回数 | 友だち登録した初回のみ | 無制限 |
条件分岐の種類 | 4種類 | 無制限 |
分析機能 | なし | あり |
配信時間の指定 | 1時間単位 | 1分単位 |
ステップ配信にはさまざまな制約があるので、よりユーザーのニーズにフィットしたメッセージを配信したいのであれば、Lステップを導入しシナリオ配信を利用するのが得策です。
例えばこれからネットで商品販売を行おうとしているユーザーに自社ECサイトの構築代行を訴求する場合、事前に行ったアンケート結果をもとに以下のような配信設定ができるでしょう。
- 自社商品販売時の注意点を伝える
- 自社商品の販売に適したECサイトを紹介する
- ECサイト運営を成功させるコツを伝える
- ECサイトの構築代行をおすすめする
- 転売のリスクや注意点を伝える
- 転売よりも自社商品の販売のほうが安定した収益を生み出せることを伝える
- 自社商品を開発す法を伝える
- 自社商品の販売に適したECサイトの作り方を紹介する
- ECサイトの構築代行をおすすめする
このように一斉送信の画一的な配信ではなく個々のユーザーに合ったシナリオを組み立てて配信することで、顧客満足度のアップならびにアカウントブロックの回避などにもつながります!
Lステップのシナリオ配信でできること
では早速、Lステップのシナリオ配信でできることを3つ紹介します。
- ユーザーの属性にマッチしたメッセージを送信できる
- ユーザーの反応によって送信するメッセージを変更できる
- 多様なタイプのメッセージを配信できる
1.ユーザーの属性にマッチしたメッセージを送信できる
1つ目は、ユーザーの属性にマッチしたメッセージを送信できることです。
例えば、Lステップはユーザーがどこから友だち登録したのかを特定できます。その情報を活用し「店頭で友だち登録した人には来店時に使えるクーポンがついたシナリオを流す」「SNSから友だち登録した人にはオンラインショップの案内が入っているシナリオを流す」などといった設定を行えば、流入元に合わせたメッセージを送信できます。
ユーザーの属性に合わせた配信を行えるので、より「刺さる」メッセージを配信できるでしょう。
2.ユーザーの反応によって送信するメッセージを変更できる
2つ目は、ユーザーの反応をチェックしながら送信するメッセージを変更できることです。
Lステップのシナリオ配信は、シナリオが流れている途中でさらに配信を分岐させられます。
例えばシナリオ配信の過程で、一部のユーザーから商品の購入やセミナーの参加といった反応が得られたとしましょう。ここで反応のあったユーザーに対してアフターフォローのメッセージを配信する設定も入れておけば、リピート率アップや好意的な口コミの増加にもつながる可能性が高まります。
このように、反応を返してくれるユーザーには別のシナリオが流れるように設定することで、より精度の高いセールスが実現するでしょう。
3.多タイプのメッセージを配信できる
3つ目は、テキスト以外にもさまざまなタイプのメッセージを配信できることです。
- 画像
- 動画
- アンケート
各メッセージのイメージ例▼
毎回テキストメッセージばかりだと、ユーザーは飽きてメッセージを読む億劫になりかねません。その点Lステップのシナリオ配信であれば、画像を活用して視覚的にやすいメッセージを送ったり動画で熱い想いを伝えたりとバリエーションに富んだアプローチが可能です。
加えて、ユーザーの反応率(メッセージの既読率や返信の有無など)を細かくチェックすれば離脱を防ぐ対策も取れるでしょう。
例えば極端に反応が悪いメッセージがあれば、内容や送信先、送信タイミングを見直すなど。分析しながら、シナリオを組み立て直すことができます!
Lステップのシナリオの組み立て方
続いて、Lステップのシナリオの組み立て方を4ステップで解説します!
- 顧客の悩みを書き出す
- 顧客の属性を予想する
- 顧客を属性分けするためのアンケート内容を考える
- ユーザーの属性に合わせたシナリオを作る
※今回は、学習塾のLINE公式アカウントで配信するシナリオを想定していきます
1.顧客の悩みを書き出す
まずはサービスを利用するユーザーが持っているであろう悩みを書き出して「今から作るシナリオ配信で誰のどんな悩みを解決するのか」を明確にします。
例えば学習塾の利用を検討しているユーザーであれば、このような悩みが想定できるでしょう。
- 模試の判定が良くなかった
- 学校の授業だけでは心配
- 受験に受かりたい
- 質の良い塾が知りたい
- 安い塾が知りたい
- 成績の良い同級生が通っている塾を知りたい
- 塾に通うとどのくらい学力が上がるのか知りたい
- 別の大学を受験すべきかどうか悩んでいる
これらの悩みを総合して考えると、今回のターゲットは「大学受験を控えた子どもをもつ保護者」や「受験生本人」であり、顧客の悩みは「第一希望の大学に受かるだけの学力をが持っていない」と想定できます。
このステップがシナリオ配信の土台になるので、顧客に刺さるシナリオを作るためにもイメージをしっかり固めておきましょう。
2.顧客の属性を予想する
顧客のイメージが固まったら、次は顧客の細かな属性を予想していきます。
今回の場合だと、ひとくちに「大学受験を控えたやその保護者」と言っても学習塾に求める条件はさまざま。それらを考え、細分化した属性に落とし込むと、こちらの4パターンの属性が予想できます。
- 塾通いは決定していて、最適な塾を探している保護者
- 塾はまだ検討中で、良い所があれば入塾したい保護者
- 受験を控える高校3年生
- 塾に興味を持った高校1~2年生
学習塾のメインとなる顧客は保護者ですが、本人が入塾を希望する場合もあります。こういった場合、保護者・学生それぞれの視点に立って属性を予想するのがポイントです!
3.顧客を属性分けするためのアンケート内容を考える
次に、顧客の属性を分けるためのアンケート内容を考えていきましょう。
今回の場合、ステップ3で想定した属性に分けるためには、このような情報を得られるアンケートが必要だと判断できました。
- 回答者は保護者か受験生か
- 現在の学年
- 志望校
- 大学受験に関する悩み
これらの情報を得られる「質問」を具体的に考え、アンケートを作り込んでいきましょう。
なお、アンケートの作り方は別記事にまとめてあります。気になる方はぜひこちらもチェックしてください!
4.ユーザーの属性に合わせたシナリオを作る
最後に、各ユーザーの属性に合わせたシナリオを作っていきます。
そもそもLステップのシナリオ配信は商品やサービスに興味を持った顧客に的を絞ってアプローチし、成約につなげるDRM(ダイレクト・レスポンス・マーケティング)の一種です。よっていきなり商品を売り込むのではなく、まずは顧客との信頼関係を築き、商品やサービスの内容を知ってもらうことから始めましょう。
学習塾の場合、以下のような流れのシナリオが想定できます。
- 自己紹介(学習塾の理念等を共有)
- 講師の紹介(実際の学習風景をイメージさせる)
- 他の塾と比べたメリットを紹介
- 料金や授業体系の解説
- 体験入塾の訴求
このように、まずは塾に通うイメージやメリットを知ってもらい、一番最後に入塾に関する具体的な情報を出すシナリオを組むことで、押し売り感のない訴求が可能になります。顧客が「買いたい!」と思うまでしっかり時間をかけて教育してから訴求することを意識しましょう。
基本的な流れが決まったら、属性別にメッセージ内容・訴求の方法などを変更してそれぞれのシナリオを構成すれば完成です!
Lステップのシナリオ配信で成果を出す3つのコツ
最後に、Lステップのシナリオ配信で成果を出すための3つのコツを解説します。
- ユーザーのアクションを引き出す
- リッチメニューのデザインにこだわる
- 購買意欲のあるユーザーだけにセールスを行う
1.ユーザーのアクションを引き出す
1つ目のコツは、ユーザーのアクションを引き出すようなメッセージを送信すること。一方的にメッセージを配信するばかりでユーザーが常に受け身の状態では、なかなか信頼関係を築けません。よってユーザーからのリアクションを促し、コミュニケーションが生まれるように工夫することが大切です。
学習塾の例であれば、自動応答メッセージを活用してメッセージに「ほしい!」と返信したら試験対策コンテンツを送ったり、「見たい!」とメッセージを送った人だけに動画教材をプレゼントしたり…。このようにユーザーからのアクションに応える仕組みも構築すれば、顧客満足度やメッセージの購読率アップにもつながるでしょう。
また、シナリオ配信にゲーム性やエンタメ性を織り交ぜて、顧客を楽しませるのもポイントです。
- 動画や画像を織り交ぜた配信を行う
- スタンプラリーのように徐々にコンテンツを開放していく
- クイズや診断ゲームを用意する
単に有益な情報を発信するだけなら、ネットで検索すればすぐに出てきます。ユーザーをいかに楽しませられるかも意識して配信していきましょう。
2.リッチメニューのデザインにこだわる
2つ目のコツは、リッチメニューのデザインにこだわること。
LINEのメッセージ画面下部に表示されるリッチメニューは最初にユーザーの目につく部分であり、LINEの顔とも呼べます。デザインが簡素で面白みが無かったり、そもそもリッチメニューを設定していなかったりすると、その他大勢のアカウントに埋もれるでしょう。
Lステップを用いてリッチメニューを作成すれば、メニューのサイズや数、レイアウトなどを自由に選択でき、まさに「思い通り」のリッチメニューが完成します。
Lステップを用いて作成したリッチメニューの例▼
せっかくLステップを用いているなら、リッチメニューにもこだわりましょう。
アカウントの魅力を最大限引き出すリッチメニューの作り方は別記事で詳しく解説していますので、良かったらチェックしてください!
3.ニーズのある人にだけセールスを行う
3つ目のコツはニーズのある人にだけ訴求を行い、無駄なセールスを避けること。
ユーザーにセールスすれば売上がアップしそうですが、実は逆効果…。大勢に向けたあたりさわりのない訴求では、本当にセールスすべきユーザーに強くアプローチできないからです。
シナリオ配信では配信後にユーザーがとった反応のデータを細かく収集できるため、下記のような視点で「購入の見込みがある顧客」を見分けてください。
- リッチメニューを何度もタップしている
- 未開封のメッセージが溜まっていない
- 購入用のページリンクを踏んでいる
このように、商品やサービスに興味があるユーザーに的を絞ってセールスできることこそがシナリオ配信の強みです。購入見込みが高いユーザーには積極的なアプローチを行い、成約につなげましょう!
まとめ:Lステップのシナリオ配信をマスターして成果アップにつなげよう
以上、シナリオ配信はLステップにおける背骨のような役割を果たします。ただ順番にメッセージを配信する機能でなく、セールスに必要なほとんどすべての役目を担っているといっても過言ではありません。シナリオの組み立て方次第では、売上アップや顧客満足度の向上、ひいては営業の自動化も叶うでしょう。
なお弊社公式LINEで無料配布している「最新LINEマーケティング事例集」では、成果を出したシナリオ配信の事例をたくさんご紹介しています!