こんにちは!中村誠です!
今回は、toCビジネスにおいて無類の力を発揮する、LINEマーケティングの極意を解説していきます!
実は近年、LINEを使ったマーケティングは徐々に注目を集めており、飲食店や小売店にてLINE公式アカウントを利用している方が増えています。
LINEマーケティングは、ユーザーと直接コミュニケーションを取るには最適の集客方法です。既にLINEは国内でユーザー数No.1のSNSであり、市場規模もそれに比例して超巨大です。
使いこなせばHPのように他媒体を集約できるメディアになりますが、使い方を間違えると思うような効果が発揮されず、空振りに終わってしまうこともあるでしょう…。
そこで今回は、LINEを活用した本当に効果のあるマーケティングや、公式アカウントを導入するメリットについて解説していきます!
- LINEマーケティングを行う3つのメリット
- LINEマーケティングをオートメーション化する方法
- LINEマーケティングを加速させる魔法のツール「Lステップ」
僕自身、LINEマーケティングで様々な案件のお手伝いをしています。LINEマーケティングを導入し、1,000万単位の月の売上を2倍にしたり、月商1億円を5ヶ月連続で達成したりしている人を目の当たりにしてきました。本当にすごい効果があります!
LINEマーケティングをマスターすれば、今までかけていた集客コストを削減しつつ、売り上げアップや改善につながる可能性があります。是非今回の記事を読んでLINEマーケティングを活用してください!
目次
- 1 LINEマーケティングとは?
- 2 LINEマーケティングのパワーを示す3つのデータ
- 3 LINEのマーケティングがメルマガに勝る5つの理由
- 4 LINEマーケティングを行う3つのメリット
- 5 LINEマーケティングをオートメーション化する便利な4つの機能
- 6 LINEマーケティングの成功事例3点を紹介!
- 7 LINEマーケティングを成功させる4つのコツ
- 8 LINEマーケティングを加速させる魔法のツール「Lステップ」
- 9 まとめ:LINEマーケティングを駆使して売上UPを狙おう!
LINEマーケティングとは?
LINEマーケティングとは、みなさんお馴染みのメッセージアプリ“LINE”を活用した集客方法です。特に今回お話ししたいのは、“LINE公式アカウント”を活用した集客です!
LINE広告も選択肢としてありますが、実際みなさんがLINEで1番使う機能は「トーク」ですよね?LINE広告による「トーク」を使用した集客の方法もありますが、ほんのひと握りですし、気付いてもらえない可能性が高いです。
LINE公式アカウントは、トーク画面上に他のメッセージと同じ形で表示されます。新着のメッセージはプッシュ通知されて気づいてもらえるんです。
公式アカウントはユーザーが自分で友だち登録してくれたので、心理的に情報を受け取りやすい状態にあります。ユーザーに気づいてもらいやすい LINE公式アカウントを活用すれば、伸び悩んでいた売上や集客数も大幅にアップさせられるかもしれません。
LINEマーケティングのパワーを示す3つのデータ
LINEは日本で知らない人がいないほどの有名アプリであり、利用するだけで3つの巨大なアドバンテージを確保できます。
- LINEは国内ユーザー数No.1のSNS
- 幅広い年齢層にアプローチできる
- 約8割のユーザーが毎日利用する
アプローチしたい層を思い浮かべながら、LINEの特徴を1つずつ確認していきましょう。
1.LINEは国内ユーザー数No.1のSNS
日本国内におけるLINEの月間利用ユーザー数は8,800万人以上と言われており、日本の人口の約7割は利用している計算になります。
画像参考:LINE Business Guide 2021年7月-12月期
LINEのユーザー数は国内No.1で、他のSNSと比べても大差が付いています!
- Twitter:4,500万人
- Instagram:3,300万人
- Facebook:2,600万人
僕自身、Twitterを使っていない方はたまに見かけても、LINEを使っていない方に会うことはほとんどありません。
LINEは家族や友人と連絡を取るのに使われるので、もはや生活に必須のインフラの1つです。
その分LINEマーケティングは顧客の私生活にダイレクトにアプローチできます!
2.幅広い年齢層にアプローチできる
LINEは利用者の年齢層を選ばないのも特徴です。
ユーザー数が多いこともあり、タピオカから入れ歯までジャンルを選ばず商品を販売できるでしょう。
画像参考:LINE Business Guide 2021年7月-12月期
他のSNSの場合は年齢層に偏りがあることが多く、例えばInstagramの利用者は以下のような分布と推計されています。
画像参考:Socal Media Lab 2021年7月更新! 12のソーシャルメディア最新動向データまとめ
両者を比較するとこうなります。
年代別の利用者割合 | LINE | |
---|---|---|
10代(15歳以上) | 8.0% | 14.2% |
20代 | 16.2% | 27.4% |
30代 | 20.1% | 19.3% |
40代 | 21.8% | 18.7% |
50代以上 | 33.9% | 20.2% |
若い女性を中心に利用されているので、年配の男性をターゲットにするにはInstagramは不向きです。
対するLINEはおおよそ日本の人口分布に沿った利用者の割合になっています。年代による偏りが少ないので、幅広い年齢層にアプローチできるでしょう!
3.約8割のユーザーが毎日利用する
LINEは日常連絡に使う機会が多いため、他のSNSよりも利用頻度が高くなりがちなのもメリットの1つです!LINEにメッセージを送るとトーク画面に通知が残るので、利用回数の数だけ開封のチャンスが巡ってきます。
「ザイオンス効果」という心理学の理論では、人は接触回数が増えると相手に共感を持つようになると言われています。毎日投稿を重ねていけば、ユーザーとの距離も縮まり、あなたの商品やお店のことを好きになってくれる確率も上がるでしょう!
画像参考:LINE Business Guide 2021年7月-12月期
また、年代別の利用者を確認すると、8割近い方が毎日LINEを確認していることが分かります。
- 男性15~19歳:88.3%
- 女性24~29歳:87.4%
- 女性20~24歳:83.5%
- 男性50〜54歳:67.0%
- 男性60〜69歳:67.0%
- 男性25〜29歳:70.9%
トップは90%に迫る勢いの利用率を誇るので目を奪われがちですが、僕が注目してほしいのはワースト3の方です。
最も使わない層ですら、LINEは67%が毎日チェックしています。
年配の方がスマホにかじりつくイメージはありませんが、それでも67%の方が毎日チェックするほどLINEは生活に浸透しています。
LINEのマーケティングがメルマガに勝る5つの理由
LINEは1対1の配信形態なので、良くメルマガが比較対象としてあげられます。
しかしLINEはメルマガと比べて、5つの点で勝っています。
- 消費者の日常に溶け込んでいる
- 登録のハードルが低い
- 迷惑メールフォルダがない
- 開封率に約3倍の差がくつ
時代やターゲットに合わて市場は常に変化しているので、マーケティングもそれに合わせて成長しなくてはなりません。
1.消費者の日常に溶け込んでいる
LINEは日常的に家族や友人との連絡に使うコミュニケーションツールとして、今やメールよりも利用する機会が多いアプリです。
メールしか無かった時代にはメールを使ったやり取りが盛んでしたが、LINEの登場によって使われる場面は減っていき、今では何かの会員登録やビジネスのツールとして利用されることがほとんどでしょう。
消費者にアプローチしようにも、消費者が使っていないメールでは十分な効果は見込めません。
その点LINEは登録者の8割近い方が毎日利用しているので、日常に溶け込んでおりアプローチするにはこれ以上無いプラットフォームです。
また、LINEであれば家族との連絡のついでに配信を見てもらえるチャンスが常にあるので、メルマガと比べて開封率に大きな差が付きます。
2.登録のハードルが低い
登録する際の手順にもLINEとメルマガでは違いがあります。
- QRコードを読み込む
- 友達追加のボタンを押す
- 登録完了
- メールアドレスを入力
- 確認でもう一度入力
- 送信ボタンを押す
- 折返しのメールが届く
- URLを経由して登録完了
メルマガもLINEも、世界一の配信を作ったとしても登録してもらえなければ意味がありません。
そのため「いかに登録してもらうか」が最初にして最大の関門になります。
多少やる気になったとしても、メールアドレスの入力フォームを見た途端に萎えて、即ブラウザバックした経験は誰しもあるはずです笑
その点LINEであればタップするだけでOKで、登録に10秒もかかりません。
このおかげで顧客の「登録してみよっかな」という気持ちを逃すことなくキャッチして、登録に繋げられます。
3.迷惑メールフォルダがない
LINEには迷惑メールフォルダがないので、メッセージが100%届きます。
メルマガの場合せっかくメールアドレスを登録してもらっても、正しく相手の手元に届かないケースも多いです。
最初の数回は迷惑メールフォルダから掘り出してくれても、それを成約まで毎回続けてくれる方は多くはないでしょう。
ましてや受信設定を手作業で変更してくれる方はさらに少なくなります。
LINEはこれらの障害が最初から一切ないので、獲得できるはずだった顧客を逃す心配はありません。
4.開封率に約3倍の差がつく
メルマガとLINE公式アカウントでは開封率に3倍の差が付くと言われています。
せっかく送ったメッセージも開封されなければ無駄になってしまうので、開封率は売上に直結するとても重要な数値です。
LINE | メルマガ | |
---|---|---|
開封率 | 60% | 10〜30% |
クリック率 | 25% | 5〜10% |
成約率 | 10% | 1〜10% |
参照:Lステップ メルマガ・LINE公式アカウント・Lステップの比較
開封されなければ中身を見ることもないので、クリック率や成約率にダイレクトに影響しています。
同じ1,000人に配信した場合にメルマガは100人〜300人が開封するのに対して、LINEは600人が開封することになります。この時点で、開封に300人〜500人もの差が出ているんです。
この要因は以下が考えられます。いずれもLINEならではの利便性があるからこその内容ですよね。
- LINEは日常のコミュニケーションツール
- LINEは迷惑メールになることがない
- LINEは他のメッセージを見たついでに読んでもらえる
さらにメルマガとのクリック率の差を見てみると、最大5倍の差があります。成約、売上に直結しますからこれほどの差が出るのは魅力的です!
5.メルマガの3.4倍の行動力!LINE経由だと購入への行動意欲が高まる
LINE公式アカウントは、メルマガに比べてメッセージからの商品購入率が3.4倍も高いというデータも出ています。
出典:株式会社ジャストシステム「ECプロモーション別の消費行動調査」
その理由は、お得な情報や最新情報を入手したいから公式アカウントを友達登録しているユーザーが多いからです。
出典:株式会社ジャストシステム「ECプロモーション別の消費行動調査」
無料スタンプが欲しくて登録する人も多いですが、情報収集を目的にしているユーザーの割合も多いです。それだけ、LINE公式アカウントからのメッセージはユーザーにとって必要とされている情報ということですね。
LINEはメッセージのやりとりだけでなく、情報収集にも活用されているツールです。公式アカウントは、広告や宣伝という概念を持たずに集客につなげられるツールと言えるでしょう!
LINEマーケティングを行う3つのメリット
マーケティングと言っても方法は無数にありますが、LINEを活用するメリットは主に3つあります。
- 顧客に直接アプローチができる
- 顧客との繋がりを持てる
- 広告単価が低め
LINEならではの特徴なので、活用方法をイメージしながらチェックしていきましょう。
1.顧客に直接アプローチができる
LINEマーケティングはDRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)の一種であり、顧客に対して直接アプローチできるのが特徴の1つです。
通常のマーケティング(マスマーケティング)は、TVCMのように不特定多数の方に宣伝できるので認知を広げるのには向いていますが、商品の魅力を深く伝えることはできません。
しかしDRMは何日もかけて1つの商品の魅力をじっくり伝えられるので、成約率は比べ物になりません。
また、LINEは双方向のコミュニケーションが可能なので、顧客の疑問にその場で答えられるのもメリットです。
多くの方に向けた普遍的なメッセージではなく、顧客一人一人に言葉を届けられるので配信が相手の心に刺さりやすくなります。
2.顧客との繋がりを持てる
TVCM等は5分もすれば存在が頭から抜けてしまいますが、一度LINEに登録してもらえればその繋がりが勝手に切れることはありません。
関係がリセットされないので、何通も重ねてアプローチが可能になり、繋がりをどんどん強く太いものへとパワーアップさせられます。
例えば10万円の椅子を売る場合、15秒のCMで購入を決意する人はほぼいないでしょう。
しかしLINEで椅子の魅力を1週間丁寧に説明されたらどうでしょうか。
椅子の材質や職人のこだわりを細かく説明すれば「10万円はむしろ安い」と思ってくれる方もいるはずです。
顧客と繋がりを作ることで丁寧な訴求が可能になり、時間をかけたアプローチで成約率を高められます。
3.広告単価が低め
LINEの「友だち追加広告」の広告単価は他のSNSと比べても割安で、CPF広告という友だち登録が完了した時点で料金が発生する仕組みを採用しています。
訴求方法次第ではありますが登録者一人に対して平均200〜300円程度で獲得できるので、かなり割安です。
登録してもらったLINE公式アカウントでは継続的な配信ができるので、時間をかけて顧客の心を掴み、CPAを下げましょう。
LINEマーケティングをオートメーション化する便利な4つの機能
LINEマーケティングは、設計次第でオートメーション化が可能です。
実現するためには4つのポイントがあるので、しっかりと押さえておきましょう。
- ステップ配信
- リッチメニュー
- 自動応答
- アンケート(リサーチ)
作業は極力自動化し、効率アップを実現してください。
1.ステップ配信
ステップ配信は通常の配信とは違い、登録したタイミングに関わらず1通目から送る方法です。
画像参考:Lステップマニュアル シナリオ配信とは
配信する順番を決めて事前に準備したとおりに送られるので、自動で配信が進んでいきます。自動化することで運用負荷を増やすことなく、効果的なメッセージを配信できるのが大きなメリットです。
年齢、性別などの情報に合わせたメッセージの出しわけも可能ですし、来店促進のクーポンなども定期的に配信すれば、手間をかけずに集客できてしまうんです!
メッセージの内容や送るタイミングなどの設定も可能なので、最初に1度システムを構築するだけでOKです!
2.リッチメニュー
リッチメニューとはLINE公式アカウントの機能の1つで、画面の下1/3程を占める最も目立つコンテンツです。来店促進や入会促進につながる“見て欲しい情報”を目立たせ、集客に繋げます。
ボタンのように複数の機能を設定できるので、顧客のタップを起点に情報を配信できます。
カスタマイズをすればするほど充実したメニューの構築ができるので、 LINEをホームページ化して成約までの流れが組めるようにもなります。
参考までに、僕が作ったアカウントのリッチメニューはこちらです。
こちらからアクションを仕掛けることなく顧客から情報を取りに動いてくれるので、上手く構築すればオートメーション化が実現できるでしょう。
広告色が少ないので、思わずユーザーは触りたくなります。体験型のコンテンツも含めておけばユーザーとの距離も縮めることができてしまうんです。タップしたくなるようなメニューを作って、顧客の注目を集めてください。
3.自動応答
自動応答とは、文字通り顧客が送ってきたメッセージに対して自動で応答する機能で、大きく2種類に分かれます。
応答メッセージ | ・手動でキーワードを設定する ・セミナー等でキーワードを伝える際に有効 ・ バグが起きにくい |
---|---|
AI応答メッセージ | ・ワードからAIが内容を推測する ・時間外対応などに有効 ・バグの危険がある |
どちらにもメリットがあるので、状況に応じでうまく使い分けましょう。
例えば、ヤマト運輸さんの LINEでは「配送状況」と入れると以下のような自動応答のメッセージが返ってきます。
この仕組みを活用すれば、ユーザーが「予約」と入れると予約サイトのURLを自動で案内できますよね。
細かい質問に対しては別途手動での応答が必要になりますが、自動化を目指す上では必要不可欠な機能です。手間はかかりますが応答メッセージのみでチャットボットも作れるので、バグのリスクを減らしたい方は上手く活用してください。
4.アンケート(リサーチ)
トーク画面上にオリジナルのアンケートを配信できます。回答項目は7つまで自由に設定可能で、選択肢も質問項目につき10個まで設定できます。
自社サービスの評価やユーザーニーズを取得し、マーケティングに生かせますよね。
さらに、アンケートに答えてくれたユーザーにはクーポンをお礼で渡せたりするので、来店促進にも繋がります!
以下は僕が手がけた一例です。ユーザーの生の声を拾いサービスの改善に役立てることもできます。
回答ユーザーの年齢、性別の情報を得られるため、集計データをもとに以降は、ユーザー属性に合わせた配信の出しわけも可能になるんです。
アンケート結果の活用により、見込み顧客のニーズの顕在化や、サービス品質向上によるリピーターの満足度の向上などが見込める機能です!
以上は主な機能で、全部で21種ほどの機能が LINE公式アカウントには存在します。カスタムをとことん追求していけば、爆発的な効果を発揮してくれます!
LINEマーケティングの成功事例3点を紹介!
ここからはLINEマーケティングを実践した成功事例を紹介していきます。それぞれ課題を抱えていますが、LINEマーケティングの活用によって乗り越えられています。
広告を利用せずに2,500人の友だちを獲得!機会損失を大幅に削減した地域密着美容院
新潟県長岡市の美容室「L’ila citta」(以下、ララチッタ)はLINEを中心としたSNSを活用しLINE公式アカウントの友だちを増大させました。その結果、拾いきれていなかった予約をカバーすることができた例です。
↓ ララチッタの公式アカウント
課題:予約の電話に出られず多くの機会損失を重ねる
2013年創業当時、フリーペーパーやSNSで告知を実施し認知を獲得しました。その後、営業中に予約の問い合わせを多く受けられるようになりました。しかし、従業員2名で電話に出られず多くの機会損失を発生させていたようです。
施策:LINEでの予約にお得感を出し、予約導線をLINEへ移行
2014年に公式アカウントを開設し、予約の受け皿をリッチメニューや自動応答は使わないLINEへ切り替えました。ユーザーには必要事項を入れてもらい予約の連絡を入れてもらいます。返信はすぐにできなくても、情報は溜まっていくので確認できたタイミングで予約の確認と返信をしていく流れを構築しました。ホームページ上に予約フォームが無くても、すぐに返信できなくても予約情報は溜まっていきます。電話を取れずに受け付けられなかった状況を大きく変えていますよね。
↓メッセージ機能だけを利用したシンプルな運用予約を受け付ける運用に。
この予約方法の告知に対してお金はかけていません。お得意さまを含めユーザーをLINEへ誘導するためにSNSでの告知を徹底しました。LINE経由で予約をしたユーザーには会計時にキャッシュバックを受けられる特典を付与。ユーザーに対して、LINEで予約するお得感を打ち出し登録促進を成功させたそうです。
その他、季節に応じたキャンペーン情報の定期配信や、ブロックが増える来店直後にアンケート配信を実施。その工夫により、ブロックを回避していきました。
成果:県内の美容室では上位クラスの友だち登録数を突破!
LINE登録にメリットを持たせた施策が功を奏し、7年間で約2,000人に友だち追加され県内の美容室では上位クラスになりました。
WEBサイトのリニューアルも行い、LINEへの誘導を強めたところ過去の3倍ほどの登録率に伸ばせた事例です。
従業員が少ない店舗で電話が取れず、顧客との機会損失を招くのは勿体無いですよね。シンプルですが、受け皿をLINEに変えるだけで、拾えなかったユーザーが新規顧客になり、リピーターへ、そして売上アップにつながります。リッチメニューや自動応答などの機能を使わずとも、シンプルなLINEならではのチャット機能を活用した事例です。
参考:入り口を増やして、出口を減らす。広告を利用せずに2,500人の友だちを獲得した地域密着サロンのLINE活用
コロナ禍でも前年同月比121%!1ヶ月で焼肉弁当5,000個を売り上げた焼肉店
埼玉県で焼肉店を展開する「シンラガーデン」は、2016年からLINE公式アカウントを活用して友だちを増やしてきました。飲食店には厳しいコロナ禍でもLINEマーケティングの活用で成功した事例です。
↓シンラガーデンの公式アカウント
課題:新型コロナウィルス感染拡大により向かえた営業自粛
2020年2月に新型コロナウィルス感染拡大によってキャンセルが相次ぎました。実店舗の営業ではなく、テイクアウトで売上げを伸ばしていくことを決意。4月からは営業自粛として、テイクアウトとデリバリーのみの対応へ。その中でどのように集客し、売上を立てていくかが大きな課題となっていました。
↓シンラガーデンの公式アカウントは、リッチメニューで各店舗のコンテンツへ誘導し店舗ごとのお得情報を出し分けます。
施策:9,700人の友だちに向けた、LINEとLPを掛け合わせた告知の実施
過去地道に増やしたLINEの友だち9,700人に対し、LINE公式アカウントとLPを組み合わせた施策を実施。テイクアウトの告知とクーポン情報をメッセージで送信し、メニュー詳細はLINEからLPに誘導し、商品詳細を見てもらう流れを構築しました。
↓リッチメニューのテイクアウトから、LPへの誘導を手間にならないように構築。予約導線となる電話のボタンもわかりやすくし、豊富なメニューも案内しました。
成果:前年同月比121%の売上!店舗休業の売上をカバーした
メッセージ配信後に電話が鳴り止まなくなるくらい多くの反響があり、2020年5月の売上はテイクアウト・デリバリーのみで前年を上回る121%の売上を記録し、5月だけで約5,000個の焼肉弁当を販売したんです!
気軽にメッセージ配信できて開封率が高いLINEだからこそ達成できた売上ですね。日々地道に友だち登録を促進する活動も身を結んだ事例です。
参考:1カ月で5,000個の弁当を販売! LINEを使った焼肉屋のデリバリー成功の舞台裏
月2,600万円の売上を完全自動化?!オンラインサロンのLINE公式アカウント
最後は僕が実際に手がけた事例を紹介します。SNSのインフルエンサーやまもとりゅうけんさんのLINE公式アカウントにて、ご自身のオンラインサロン「人生逃げ切りサロン」の集客につなげている実例です。
↓「人生逃げ切りサロン」の公式アカウント
課題:散らばった情報の整理と、診断と運用の自動化
元々りゅうけんさんのオンラインサロンは、プラットフォームが Facebookでした。当時は、さまざまなコンテンツが散らばっていて「欲しい情報にアクセスしにくい」という課題を抱えていたんです。
その他にも、「どの副業を選べば良いかわからない!」という人向けへの相談の自動化と、「もっと学びたい!」と思っている人向けに、学習コンテンツの閲覧や有料教材の販売促進を自動化したいという課題がありました。
施策:情報をリッチメニューに集約。トーク画面をHP化
情報やコンテンツの整理の解決策として、散らばっていた情報をリッチメニューに見やすく集約させました。
↓こちらはりゅうけんさんのサロンメンバー用のリッチメニューです
全てのコンテンツを一元化し、見やすくわかりやすい構成にし、欲しい情報にすぐにアクセスできるようにしました!この結果、無料学習コンテンツへアクセスしやすくなり、その先の有料コンテンツへの関心も深まったんです。
続いて副業の診断機能は「フリーランスビジネス診断」というコンテンツを僕が作りました。質問項目を用意し、それに答えてもらうだけで適性がわかるコンテンツです。さらに、アンケート機能として性別、年代などのユーザー情報も得て、顧客の情報を収集できるようにしました!
診断の回答率は7,585人中7,051人で92.9%でめちゃくちゃ高かったです!
(LINEの平均回答率は70%くらいと言われています)
成果:月の売上は2倍以上、新規流入数は1.5倍!ポイントは購入情報の見える化
りゅうけんさんの LINEはこの施策の結果、月の売り上げは今までの2倍の2,000万円以上、新規ユーザーの流入数は1.5倍になりました!この間りゅうけんさんは、ほぼ何もせずに自動的に売上げていました。
自動化したのにこれだけの成果が出ているのは、講座を体験させたり、迷ってる人の背中を押してあげたり、購入情報や体験価値を提供できているからだと思っています!
もっと詳しく内容を知りたい方はこちらから↓
【全公開】やまもとりゅうけんのLステップを徹底解剖!〜自動で月2000万円売り上げた仕組みを解説〜
LINEマーケティングを成功させる4つのコツ
LINEマーケティングはがむしゃらにやっても上手くはいきません。
成功させるには4つのコツがあるので、計画的に進めましょう。
- 顧客データを細かく収集する
- 関係を風化させない
- 焦って売り込まない
- LINEというプラットフォームに合わせる
顧客ニーズからズレた手法を取ると失敗する確率が高くなので、これらのコツは常に意識しておきましょう。
1.顧客のデータを細かく収集する
顧客のデータはできるだけ細かく収集し、ニーズを正確に把握しましょう。
- 開封率
- クリック率
- 成約率
これらの他に、アンケートを定期的に行って登録者層の変化を把握することも欠かせません。
顧客のデータを集めることで、どんな配信が求められているのか正確に把握できます。
反応の悪い配信はどんどん修正して、内容をブラッシュアップしていきましょう。
顧客のニーズは日々変化しているので、細な変化も見逃さないように注意が必要です。
2.関係を風化させない
ステップ配信やリッチメニューなど、登録当初は豊富に楽しめるコンテンツがあるので顧客の心を掴むのは簡単です。
しかし、それらの手札を全て使い切った後も読者の心を繋ぎ止めることも忘れてはいけません。
放置しているとせっかく作った関係が風化して、顧客に存在を忘れられてしまう危険が出てきます。
一度掴んだ顧客が離れないように、定期的な配信をしつつ時間をかけて訴求を行ってください。
週1回で良いので、常に顧客の頭の片隅に残るように配信を続けしましょう。
3.焦って売り込まない
TVCMなどは「アピールする時間が数秒しかない&この機会を逃したら2度と見てもらえないかもしれない」という状態から、必ず商品を強く売り込みます。
しかし一度LINEで繋がりを持てばいくらでもチャンスはあるので、焦って売り込まずに長い時間をかけて関係を構築しましょう。
むしろ焦って押し売りした結果、ブロックされる方がよっぽど危険です。
- 顧客と良い関係を築くのが第一
- 売り込みをかけるのは最後
- 自分を好きになってもらう工夫が大切
一見成約に関係なさそうにみえますが、自分の趣味やプラベートを出していくと親近感が湧き、より関係性を築きやすくなるのでおすすめです。
4.LINEというプラットフォームに合わせる
発信に苦心するあまり、プラットフォームがLINEであることを忘れてはいけません。
顧客の目線に立って考えると、LINEの発信は日常連絡の延長で見られます。
気軽に見てもらえるので開封率は高まりますが、ブログやLPのようにゴリゴリの長文を押し付けると顔をしかめる方も多いでしょう。
メッセージだけでなく装飾や画像を利用するなど競合との差別化を図り、顧客から飽きられない工夫も大切です。
LINEマーケティングを加速させる魔法のツール「Lステップ」
LINEのマーケティングを続けていると、LINE公式アカウントの機能だけでは満足できない場面も出てくるでしょう。
より高度なマーケティングを実現したい方はAPIツールの「Lステップ」の導入がおすすめです。
- より細やかな配信ができる
- 顧客管理まで対応
- LINEの外まで手を伸ばせる
自分のアカウントならどう使うのか、状況をイメージしながらチェックしてください。
1.より細やかな配信ができる
LステップではLINE公式アカウントよりもさらに細かな配信の設定が可能なので「あんなふうに配信したい」という願いを形にできます!
例えば「セグメント配信」の機能を使えば、ニーズのある顧客にだけ配信を行って反応率を大幅に高められるでしょう。
LINE公式アカウントにもセグメント機能は付いていますが、あらかじめ決められた5つのパターンでしか絞り込みができません。
- 性別
- 年代
- 居住地(都道府県)
- 利用しているOS(IOS、Android等)
- 友達登録してからの期間
対するLステップでは絞り込みの条件を自由に設定できるので、例えばこんな風に配信条件を設定できます。
- 商品を購入した方限定の特典配信
- 動画を視聴した方へ追加のメッセージ
- SNSから友達登録した方への特典配布
- 配信して欲しい内容を顧客に直接聞く
顧客のニーズを見抜いて、的確な配信を行いましょう。
2.顧客管理まで対応
Lステップは単なる配信ツールではなく、顧客管理までLINEで完結させてくれます。
LINE公式アカウントでもある程度の顧客情報の収集は可能でしたが、一人一人の回答内容までは特定できないのが弱点です。
例えば「ご飯派orパン派」でアンケートを取った場合、LINE公式アカウントでは全体の何割がご飯派か分かりますが、Aさんがどっち派なのか特定できません。
対するLステップは一人一人どちらが好きなのか確認でき、回答内容はLステップ上に保存されいつでも確認できるので顧客管理は万全です。
また、LステップではどのボタンやURLをタップしたのか等の行動履歴も分かるので、その人がどんな配信に興味を持ったのか正確に保存できます。
3.LINEの外まで手を伸ばせる
Lステップは細かくデータを集められるので、LINEの外での情報発信等にも効果を発揮します。
他のSNSやYouTubeで商品を告知する場合、基本的には推測で発信するしかありませんが、Lステップを使ってデータを集めていれば確信を持ってスタートできるでしょう。
また、Lステップでは流入経路のチェックもできるので、広告の効果も見逃しません。
例えばTwitterとInstagramの両方で発信を行ったとして、Lステップの機能をフル活用すれば以下のことが分かります。
- それそれ何人ずつ登録したのか
- どちらの登録元が成約率が高いか
細かくチェックできるので、LステップはLINE以外にもビジネス全体の基盤となるはずです。
まとめ:LINEマーケティングを駆使して売上UPを狙おう!
マーケティングの方法は時代に合わせて日々進化を続けています。
古くは口コミや町中の看板しか商品を宣伝する手段はありませんでしたが、徐々に方法が多様化して、10年前では考えられないような方法が溢れるようになりました。
LINEマーケティングはそうした新しい手法の1つであり、これから急速に浸透していくでしょう。
今なら強豪も少ないブルーオーシャンなので、ぜひLINEを駆使して売上UPを狙ってください!